おざわやの代表のブログです
2012.05.08
インドに倣って始まり、現在まで変遷してきた日本のお墓のカタチ。
その間には(土葬から火葬へ)という弔いの形態自体の大きな変化があり、石碑の形式は大きく変わりました。そしてその後も石材加工技術の向上も手伝って、石碑自体の型が少しずつ変わっていきました。しかしその変遷の中には「石屋の都合」としか思えないものもありました。そして最近では、特に新しい霊園へ足を向けると、本当に様々なカタチの石碑を目にします。
それぞれのお客様の想いをカタチにするのが我々の仕事なのですが、それは目に見える部分ばかりではありません。逆にお客様の目の届かない部分、「石碑の本質」の部分を整えることこそが一番大事な我々の仕事です。そうして見るとイメージだけで造ってしまって、後々トンデモないことになっている石碑の多いこと!問題は必ず後から気付くものなのです。
これからも「石屋の都合」ではなく、「石屋さんだからこそわかる工夫」を汲んだ石碑を造って行きたいと思います。