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おざわやの代表のブログです

お墓の始まり

2012.05.02

「お墓」というのはどこから来たのでしょうか。今回のインド旅行で、そのルーツを見ることが出来ました。

 よく言われるのは仏教発祥の地、インドで功徳のある僧侶を弔った碑「ストゥーパ」が原型となっている説です。日本ではまだ火葬が普及していない時代に、ご遺体を埋葬した所に目印のように立てていた木の板や棒が、そもそものお墓の始まりだと思われます。その木の標(しるべ)を「ストゥーパ」の音に充てて「卒塔婆(そとうば)」と呼んだ事からも、やはりインドに倣って始まった風習ではないでしょうか。

 

 

 写真はお釈迦様が覚りをひらいた後、初めてお弟子さん達に教えを説いた場所に無数に建っているストゥーパです。四角い基壇の上に砂岩やレンガを丸く積み上げて造られています。ここから中国を経て日本まで伝わり、現在に至るまでに形成されてきたお墓のカタチ。本質から見直してみると色々なことが見えてきますね。