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おざわやの代表のブログです

》心のゆとりを愉しんで豊かな感性を持とう

2023.01.19

お知り合いの石仏師の工房見学に出掛けて思った、石の未来とその温度についてブログに。



4年ほど前、岡崎の石工職人たちの勉強会&飲み会に出かけた時に知り合ったのは、石田充弘さんという岡崎の石工。それ以上のことは何も知らず、ただ飲み会の席で色々喋っていました。そのときにフェイスブックで繋がって、後々その投稿を見ているとどうやら世界的にも活躍されている石仏師(せきぶつし)だったようで、その作品の数々は独特の世界観を感じさせるものでした。



それからはフェイスブックの投稿を通じたやり取りだけではあるものの、こちらが勝手に親近感を持って「みっちゃん」なんて呼んでいましたが、最近あちらからも「あっちゃん」と呼びかけていただけるようになって喜んでいました(笑)。そんなみっちゃんが工房で、イタリアの工房へ修業に行かれたり世界各国での個展などに出掛けた時に、買い入れてきた作品や自身の作品を見せてもらえる機会を作られていて、昨日やっとそんな見学会に出掛けられました。




旧約聖書の「レダと白鳥」をモチーフにされてるんじゃないか?とみっちゃん




そんな投稿の中でいちばん目を惹かれていたのは、この白鳥を従えたような少女の裸像。




これはみっちゃんも現地で修業していたという、イタリアにあるパスクイニ工房によるビアンコカラーラという大理石製の像です。もちろんひとつの塊の石から削り出されたものですが、その造形の美しさとともに今にも動き出して何かの物語が始まりそうな、そんな躍動感さえ感じました。




手や足の石目の模様でさえ軟肌に浮かぶ静脈のように感じました




この像は大理石用のノミと槌(つち)で削り出され、最後はヤスリで仕上げられたものとのことですが、現代なら電動工具でもっと簡単に作ってしまうものかも知れません。でも躍動感とともにどこか優しさや温かみを感じてしまうのは、きっと職人の手が掛かっている作品ならではな仕上がりで、それによって大理石という素材感を120%生かされているものだと思いました。



そしてさらに見せていただいたのは石仏師、石田観仙としての作品たち。




作りかけの羅漢像は「やっつけ仕事だよ」だなんて(笑)


tsukuyomi(月読)という名の作品


石の硬さや柔らかさ、さらには生命感や温かさまで感じる作品たち




そんな見学会後にはわざわざ岡山から車を飛ばしてこられた、石田彫刻の孫弟子にあたる職人のOさん親子と一緒にお話を聴いていると、今はそんなに作品を作りたいと思わないとみっちゃん。個展などのお誘いもあるそうですが、そこに向けて作品を作る意欲が湧かないから当分は予定もなく、作りたくなったら作るとのこと。そしてこちらで作品をいくつか見ているだけでも風合いが少しずつ変わっていたり、もしかしてこれから変革していくための休憩なのかな?なんて勝手に想像してしまいます。




Oさんもボクと同じく墓石店ながら、1級技能士の免状を持つ石仏師。でも昔のようには仏像などの注文は多くないし、なかなか思うような作品作りに取り組めないとか。特に同行されていた跡継ぎの息子さんの時代にはどうなることかと、模索されているようでした。それに対しては「もっと色々な超一流の仕事を見に行って、知らない世界に飛び込んでみるといい」とみっちゃん。




同じく彫られた赤ん坊でも作者によってこれだけ風合いも出来も違う




そんなお話しの中でで印象に残ったのは、もちろん仏師による作風もあるけれど、その時代なりの感性で作品作りをしていかなければという仏師としてのスタンスと、面白がって仕事してるなあ〜というところ。こういった作品作りって感性の柔らかさがなければ仕事が詰まらなくなるし、詰まらない仕事は決して良い作品作りのためにならないんじゃないでしょうか?



もちろんボクは作品作りをする訳じゃないけど、こういう職人さんとより多く関わることによってそんな縁も拡がるように思うから、ボク自身もやはり感性を豊かにしていないとな〜なんて思うんです。こういった作品じゃなくても陶芸とか絵画を見るとか、なんなら映画だって、とにかく一流のモノに触れることで豊かな心を育てることが大切なんじゃないかと感じました。





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