おざわやの代表のブログです
2022.08.21
先日はお墓掃除に洗剤は使うべきか?というブログを書かせていただきましたが、今回は同じように問い合わせをいただくことがある墓石にコーティングすることについての考え方をブログに書いてみたいと思います。最近のクルマは新車からガラスコーティングすることがすっかり一般的になり、同じようにお墓もコーティングを薦めている墓石販売店もあるようです。そんな中で「お墓にはコーティングってないんですか?」とか聞かれることもありますが、弊店では墓石にはコーティングすることをお薦めしておりません。
今日はそんなことをブログに書きたいと思います。
確かにせっかくピカピカのお墓を造ったら、いつまでも新品のように綺麗に保ちたいと思われるかもしれません。
でもそんなコーテイングって墓石に撥水性を持たせて水を弾いたり、または表面に光触媒などの薬剤を塗ることでによって付いてしまう汚れを流したりするものですが、実際にそんなお墓を見ると違和感を感じるものが多いのです。例えば墓石が撥水していると雨の日には周りの通路などがしっとりと濡れている中でぼんやりと白く浮かび上がったように見えたり、光触媒だとお墓の表面に透明な皮膜がかかったように見えたりします。墓石って職人の技術で石目が美しく見えるように磨いてありますが、それはあくまで自然の素材である石を美しく見せるためです。それが自然ではない状態になっていることが良いこととは思えないのです。
そもそもお墓って自然界から借りた先祖の身体を、ゆっくりと自然に還していくための場所。
墓石はもちろんそんな時間の流れとは別のものではありますが、それでも少しずつ経年変化していく天然の素材を使っているのにはそれなりの意味があるんじゃないかと思います。そして仏像や寺社建築と同じようにいつまでもピカピカの新品でいるよりも、時を経ることで深みを増す重みというほうが相応しいように思えます。そんなお墓を完璧に守りたいのであれば屋根や壁で囲んで墓石を守ればいいと思いますが、それでは先祖の身体を還していくという本来の目的が果たされないことにもなり兼ねません。
そして特に光触媒コーティングを施工したお墓ではお参りの時にもコーティングを守るためにお墓を磨くことは出来ず、ハレものに触るようなお墓まいりでスッキリすることができるのか?と思います。そしてさらにいえば子供たちが楽しくお墓まいり出来るのか?という点でも懸念が残ります。
もしそれでもコーティングすることが魅力的に思えるのなら、何ならお墓をク●ラップで包んでしまった方が安いんじゃない?なんて思っちゃいますが(笑)、そんなお墓ってきっとますます滑稽に見えますよね。それと同じことのように思えるんです。
そして何よりもお墓はいつでもピカピカでいることが大切なのではなく、汚れてしまったお墓を綺麗に掃除して清めるからこそスッキリ出来るんじゃないでしょうか。そんな観点からも、やっぱりお墓にコーティングは相応しくないと考えます。
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい
・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところが気になっている
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
・跡継ぎのないお墓をリフォームで使えるようにしたいなど
他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますのでお訪ねの前にはまず1本お電話ください
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
アクセス
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですがバックで駐車したほうがお帰りの際は出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、来た道の反対を向いて名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。
またはご予約いただければ駅までお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!