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》90分まさにノンストップで沸騰していく:映画『ボイリング・ポイント』鑑賞記

2022.08.20

決して一般受けしないけど、カメラワークのみでリアリティーが溢れかえってくるような映像に溺れる、とあるレストランの一夜を描いた作品の感想を。



起承転結がある訳じゃなく、問題提起もストレス解消も何もない。

そんな映画を喜んで見るヒトは相当な物好きなんじゃないでしょうか?笑


でもこの作品はとあるシェフを中心に、裏方である料理人たちやスタッフからお客さんまでを含んで、楽しく豊かな時間を過ごすはずの高級レストランが一触即発の「沸騰寸前」に至るまでを描き出す手法が斬新で、ラストに向けてどんどん惹き込まれてしまいました。




【この作品のあらすじ】


一年で最も賑わうクリスマス前の金曜日、ロンドンの人気高級レストラン。

その日、オーナーシェフのアンディは妻子と別居し疲れきっていた。

運悪く衛生管理検査があり評価を下げられ、次々とトラブルに見舞われるアンディ。

気を取り直して開店するが、予約過多でスタッフたちは一触即発状態。

そんな中、アンディのライバルシェフが有名なグルメ評論家を連れてサプライズ来店する。

さらに、脅迫まがいの取引を持ちかけてきて…。



90分間料理を作り続けるだけのストーリーです



【料理を作り食べてもらうだけの映像からヒトの内面が炙り出されていく】

なんと言ってもこの作品の特徴は《90分間ノンストップ》で撮られている映像だということ。


舞台であるロンドンの高級レストランだけで、客席からキッチン、そして洗い場やバックヤードにシェフの部屋など、とにかく縦横無尽にカメラが動き回って途切れなく、サイアクな夜を描き出します。つまりは観客である僕らは否応なくその沸騰してくど真ん中に引き摺り出され、演者たちと一緒にその空間に存在する感じ。そこから感じるリアリティはマジで胸元を鷲掴みにされたような緊張感で、どんどん惹き込まれていきます。



確かにこの作品のようにワンカットの手法を謳った作品はこれまでにもいくつかありました。有名なところではサム・メンデス監督の戦争映画『1917』や国内映画で話題となって最近海外でもリメイクされた『カメラを止めるな!』とか。でも両作品とも一部はワンカットですが、ほぼ「ワンカットに見えるように編集された」映像だったのに比べて、このストーリーは舞台が狭いこともありますが本当に切れ目がありません。







幸せを演出するはずの舞台裏に見え隠れするスタッフたちの苦労や葛藤、そして社会問題や人間関係までもが絡んでいき、『アイリッシュマン』や『ヴェノム』でもお馴染みなスティーブン・グレアム演じるシェフのアンディがどんどん追い詰められていきます。そこで起こるのは特別な事ではなく、誰にでもあり得るシチュエーションだったり出来事だったりするから余計に緊迫感が伝わります。



そしてレストランを訪れる客たちは当然のことながらそこでの最高な一夜を過ごすために訪れているのに、観ている我々以上に否応なしに巻き込まれるのに裏側で起こっていることは全く見えない。その両面から見ていることからも滑稽なリアリティショーを見せられている感じで、実は一番滑稽なのはコメディーや作られた舞台よりも我々にも起こり得るリアルなのかも知れないなって…




追い詰められたアンディはどんどん崖っぷちにまっしぐら



そしてこの映像が90分間ワンカットということは、演じる俳優たちもまったく休むことなく演じ続けているということ。しかもこの作品を作り上げるために当初は8テイク撮影する予定だったのが、コロナ禍でスケジュール上4回しか撮影できなかった中の3テイク目が上手くいったとか。てことは彼らは本当のレストランの90分間を演じ続けてのあの映像と思うと、演技とはいえ彼らの興奮の伝わり方がさらに尋常じゃなく感じます。映像というよりも、まるで舞台上をどんでん返ししながら演じ続けるような映像には、とにかく度肝を抜かれました。




スタッフ一人一人もキャラが立ってて面白い!



とはいえ一般的にはなんの盛り上がりもなく終わっていくストーリー。

決して誰にでもオススメ出来るものではありませんが、もしモノ好きな方は一度お試しにお召し上がりください。笑





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