おざわやの代表のブログです
2022.03.17
今年初めての開催になった先日の墓BARでは、初来店のお客さまから「これからお墓屋さんって大変ですよね。なんでもデジタルだし。」なんて聞かれましたが、「確かに今まで通りではないと思うけど大丈夫」とお話ししました。それはかえって最近の若い方たちのほうが神仏や宗教性とかを大切にしてると思うし、、本物思考が強い傾向があると思うからで、きっとお墓の本質を知ると大切に思ってくれる人も多いと信じているからです。
とかく今までお墓や仏壇、そして葬儀に至るまで「そんなもんだ!」みたいにその存在の意義をおざなりにしてきた気がします。特に「人の死」が絡むことって目を伏せて語らずみたいな文化(?)が日本にはあって、それは死に対する恐れのような感覚から来ているような気がします。でも誰にとっても死はいつも目の前にあるものであって、その順番が違うというだけのこと。そんなことをしっかりと心得ておくだけで、死は怖がるばかりのものじゃないって思えると、さらに「生きること」の尊さを感じられます。
仏教における人の死って、ざっくり言えば今生きているこの身体から魂が抜けてあの世に行くことです。
あの世といったって、生きている間の所業によってその後極楽浄土に行くかそれとも地獄界にいちど落ちるのかは分かりませんが、ともかくはその行く末は死ぬ時にはすでに決まっているみたい。でも今はまだ生きている存在からいえば、ずっと苦楽を共にした「この身体」からは幾つになったって離れたくないし、もし魂が離れたとしても1番未練が残るのが「この身体」なハズ。きっと今世から旅立つまでの49日の間はこの身体から離れ難いだろうし、あの世に行っても心残りなんじゃないでしょうか?
そこで出てくるのがお墓の出番です。
そんな身体が自然に還るまでのあいだ護るのが墓石の役目だし、そんな墓石を清めて守るのが子孫の役目です。それによって魂はあの世での修行を続けるために、心置きなくこの世を去ることができるんじゃないでしょうか。
これも墓BARでの話の中に出てきたことですが、きっと一般の人にとって分かりにくいところだと思います。もちろんボクは仏壇のプロではありませんが、そんな説明として「あの世と繋ぐATMとかzoomだと思ってください」とあるお坊さまから聞きましたよと伝えると、「とても分かりやすくなりました」と帰っていかれました。こういうのってその説明が正しいかどうかよりもまずはイメージできることが大切で、それこそ「伝わらないければ存在しないのと同じ」です。
身体を自然に還すための器としてのお墓と、あの世に行かれた魂との連絡ツールとしての仏壇というのは、ボクにとってもスッキリと腑に落ちる捉えかたができる気がしています。
そうして考えるとそんなお墓を守り清めていくお墓参りって中で眠っているご先祖のためでもあり、またいずれそこに入り還っていく自分たちの行き場を整えているようにも思えてきます。先祖のためであり自分のためでもあるお墓参りって考えると、またさらにお墓参りによってスッキリする心持ちが強まる気がしませんか?
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易く建て替えたい
・お墓を少しキレイにこざっぱりしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れていて直したい
・墓地に草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない
他にもとにかくお墓で困っているー!という方は、まずここから連絡くださいね。
現場に出て留守にすることもありますので、当店をお訪ねの前にはまず1本お電話くださいね。
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。