おざわやの代表のブログです
2022.03.16
日本人はあんまり公の場で宗教のことって話そうとしませんが、海外ではごく普通に「あなたの宗教は?」って聞かれるそうです。それは別に同じ宗教だからとか、違う宗教とは付き合えない!なんていうことじゃなく、「あなたの信条は?」という意味で聞かれるみたいです。というのは「私はこういう考えを大事にして生きてるけどあなたはどう?」って自分の考えをしっかりと伝えられるし、相手の考えを受け入れられるってこと。こういう部分は海外の方たちの考え方をとてもいいなあと思います。
でもこれまでの歴史の中ではそんな宗教の影響で迫害されたり、国を追われる民族もとても多いですよね。
先日紹介した映画「赤い闇」はウクライナで第二次大戦の前に行われた、人為的な大飢饉によるジェノサイドとも言える迫害を描いていました。現在のウクライナがある地域は遠い昔からさまざまな民族による紛争や権力の変遷の多い場所で、その度にさまざまな宗教が入っていることもそんな争いの元になっているそうです。遠い昔は日本と同じように多神教で自然崇拝だったのが、東ローマ帝国の影響から東方正教会だったりユダヤ教やイスラム教など、我々仏教徒からみると大きな流れでいうと大元が同じように思えるこれらの宗教はずっと争いが絶えず、いつもどこかで何らかの紛争や戦争が起きていますよね。
昨日映画好き仲間のとりちゃんから紹介されて観た映画「アイダよ、何処へ?」もまさにそんな土地、ボスニア・へルツェゴビナで起こった虐殺の歴史を描いたストーリーです。民族間の紛争から正教派のセルビア人が他民族を攻撃し始め、スレブレニツァという山あいの村を襲ったムラディッチ将軍のセルビア人軍隊が村の男性をすべて殺してしまった事件が、国連軍の手伝いをしていた村の主婦の目線で描き出されます。ここでもやはり正教・イスラム教・カトリックの民族同士の争いから、8千名もの犠牲者の出たこの痛ましい事件が起こっています。
こうしてみると「あなたの宗教って何ですか?」なんて聞かれたって、答えたくなくなっちゃいますよね。でもだからこそボクは仏教が好きだなあと思うし、ハッキリと「仏教徒です」と答えるようにしています。
そんなキリスト教と仏教が最も違うのは「愛」の取り扱い方なんじゃないかと思っています。
イスラム教ではどうかは知りませんが、キリスト教って「汝、隣人を愛せよ」って言いますよね?そしてキリスト様もすべての人を愛してくださるって言います。それに対して仏教では「愛」とは苦しみのもとであり、「愛」という感情に溺れるからこそ欲が出て執着につながるといいます。「この世のすべてはうつろいゆく姿形であり、そこに執着すべきものなんて何もない」という考え方。だからこそ民族がどうとか他人の考えがどうとかはどうでもよくて、自分自身がいかに仏道を歩むかに注力しなさいという教えだと思っています。もちろんキリスト教にだってそんな考えや思いもあるでしょう。でもキリスト教でいうところの神様は人間があまりに堕落すると災厄や罰を与えるけど、仏さまはただ道を指し示しているだけ。そこから何を学んでどう生きるかは自分次第で、その結果は「因果応報」として自分に戻るだけで何も与えはしません。
きっとこんな考えの人が多ければ民族紛争なんて起こるわけがないし、そこから戦争に発展するなんて考えられないはずだと思うんです。そんな映画や昨今の国際情勢を見ていると、お互いに相手の良いところを認め合って生きられたらいいのにって心から思います。
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