おざわやの代表のブログです
2023.08.15
昨年もブログでも取り上げた、全国的に見るお盆に先祖供養をする習俗文化の違いが面白い!という記事ですが、フェイスブックなどのSNS投稿を見ていると見事なほどの違いに毎年のように驚かされます。
この写真は東海地方でのお盆のお墓参りと迎え火の様子です
石屋さんというお仕事をしながらも、お恥ずかしながら自分のやっているお盆の風習が全国的に当たり前なものだと思ってしまっていることに、毎年気づかせてもらう機会を頂いてます。例えば以前に聞いて驚いたのは、浜松での迎え火はお墓で焚くだけじゃなく、その上で切った青竹を炙り、熱くなった竹を焼くというもの。そこで竹が熱くなって弾けて割れるパチン!という音が先祖を呼ぶのかは知りませんが、音を出すのが目的なのは確かなようです。
他に有名なものでいえばもちろん、13日に行われる京都の大文字焼も同じく先祖を迎えるための火であり、16日が送り火ですよね。
今年新たに知ったお盆の風習は、マーケティング塾の勉強仲間で宮城県在住の保育園延長の木村由紀さんが投稿してくれていたもので、一番初めに驚いたのはホオズキがお墓に飾られていなかったこと。以前に北海道ではホオズキをお墓に供える風習はないと、また別の勉強仲間から聞いていましたが、東北地方でもさらにお墓にホオズキは供えないそうでビックリ。
そして何より「ホオズキなんて全国どこでも同じように供えるのが当たり前」だと、無意識に思い込んでいただけだったということが一番驚きでした。そして彼女の家の近くには遠い祖先のお墓もあって、江戸時代初めにまで遡ることのできる祖先のお墓を娘さんとお参りする姿の写真もありました。
直接の先祖が入る代々のお墓と、「文政十年」という刻字のある江戸時代の祖先のお墓
どちらも娘さんの可愛いお墓参りの様子が何より微笑ましいのですが、左のご家族のお墓にはホオズキは他の墓も含めてまったく見ることが出来ません。そして右の写真の遠縁の祖先のお墓には「文政十年」との刻字がある通り、江戸時代後期のご先祖様のお墓の前には見たことのないお供えがしてあります。それについて聞いてみると、古いものでは江戸時代初期のものもあることと、お供えしてあるのは生米ときゅうりを賽の目に切ったもので、地面の上に蓮の葉っぱを敷いて供えるんだそうです。
でもこの生米ときゅうりのお供えは江戸時代からの古いご先祖にだけするものだそうで、どうやらその違いは土葬にされたご先祖の個別のお墓に眠るご先祖と、現代の火葬にされたご先祖の違いにあるのではないかと思います。ここ東海地方で近い風習として行われているのは、お盆の施餓鬼供養として地獄の餓鬼に生米を水を施す法要のようにも感じます。
ホオズキから考察が始まった、お盆の風習の違いが興味深いです
こうしてみるとそれぞれの地方では昔から当たり前にやっていることでも、全国にはまだまだ違うお盆の風習があるのではないかと思います。また今後もこうしたお盆を中心とした習俗文化を調べていきたいと思っているので、より多くの地域の風習について教えてもらえると嬉しいです!
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい
・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところが気になっている
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
・跡継ぎのないお墓をリフォームで続けて使えるようにしたい
などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
アクセス
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。
ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!