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おざわやの代表のブログです

ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい

2015.07.23

たまたまフェイスブックのどこかに紹介されていたのを見かけたのですが、本のタイトルと表紙の写真の何ともいえない美しさに惹かれて購入した本でした。しかし手元に届いたもののしばらくの間はそのままでなかなか読めずにいたのですが、ふと思い出して読み出してみるとすっかり入り込んでしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

この作品は自閉症(アスペルガー症候群)の息子を育てたある母親の自伝というかドキュメンタリー作品なのですが、たまたま最近考えさせられることの多かった「障害」という言葉と、やはり子を持つ親としての視点とが織り交ざってしまい、すんなりと読み進めることができませんでした。もちろん主人公の1人、ジェイコブ君が素晴らしい才能の持ち主だったということはありますが、読み進めるうち「障害って誰が何を見て決めるんだろう?」とか「そもそも健常ってどんなこと?」とかいろんな想いがどんどん湧いてきました。そして大事な人生の先輩だった方から教わった「禍福一如」という言葉がそのまま当てはまるような、素敵な家族の物語でした。読む人が100人いれば100通りの読み方と受け取り方があるとは思いますが、これから子供が生まれてくる人にはぜひ一度読んで欲しいと思いました。