お寺でオペラ

昨日は尾張旭市でお付き合いのある寺院さまでチャリティーイベントがありました。こちらでは毎年チャリティーコンサートが行われており、いつもボランティアスタッフとして参加させていただいています。今回は「オペラがお寺にやってきた」をテーマに、プロのオペラ歌手の皆さんのご協力を得ての開催となりました。

前半は童謡や唱歌などみなさんご存知の曲が中心で、特に「証城寺の狸囃子」ではお経や木魚も織り込んでコミカルな構成に子供たちも大喜び。そして後半は「オペラ座の怪人」に始まり配役を説明しながらのカルメンなど、オペラを見たことがない人でも楽しめるように工夫した演出に観客のみなさんを始め、スタッフや関係者も大喜びでした。

でも素晴らしい楽曲の中でも一番の感動を与えたのは「アベ・マリア」でした。

ご本尊様の前でマリア様なんて、と思ったらさにあらず。

かのバチカンの大聖堂では９．１１テロの追悼のために集まった人たちの前で、ローマ法王の許しを得て「般若心経」が読み上げられたことがあるそうです。これは世界平和のためには他宗教同士でも共に手を携えようとの思いだったそうです。

それにしても本堂を抜けていく初夏の風にのせて響き渡った「アベ・マリア」には鳥肌が治まりませんでした。良かった！

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