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おざわやの代表のブログです

》新たな時代のオリンピック像が始まる

2024.07.30

いよいよ始まったパリオリンピックですが、その開会式に感じた新たな時代のオリンピック像をブログに。



前回の東京オリンピックから3年、今だに収賄の問題が争われているのを横目に始まったのは、第33回目となる2024パリオリンピック。当初からメインスタジアムの無い開会式をセーヌ川を中心に行うと伝えられていましたが、全くオープンな場で行われるためにリハーサルが出来ないことが心配されていました。



ところが始まってみると選手の入場と聖火ランナーを同時に走らせたり、突然レディー・ガガのショーが始まるなど、どこから何が出てくるかわからない玉手箱を次々と開くような展開に目が離せなくなりました。そして現代のSNS中心の世界を思わせるように、観客でさえパリの街全部を舞台とした壮大なショーの一部に取り込まれたよう。




雨降る中を進むフランス代表を乗せた船(画像はTverより)




これまでのオリンピックではクローズドなスタジアムで行われる開会式を見るためには、とても高価なプレミアチケットを手に入れる必要があり、商業的な匂いばかりがチラついていました。もちろんパリオリンピックの開会式だって街の大部分を閉鎖しているだろうし、それなりの費用だって掛かるでしょうが、オープンな分どこからだって見えてしまいます、



そして実際にそれぞれの競技が行われる会場もほとんどが既存の建物や施設を使われたもので、これまで多くの国ではオリンピック後の施設が負の遺産となってしまったことから見ても、今どきの言葉で言うなら《サステナブルなオリンピック》と言えるんじゃ無いでしょうか?




開会式のトリはセリーヌ・ディオンの『愛の賛歌・La Vie en Rose』




そしてそんな開会式のトリを務めたのは2年前に神経性の難病を発症して以来、表舞台から姿を消して治療に専念して来たことが知られるセリーヌ・ディオンさん。曲の前奏に合わせてそんな彼女が姿を現したのは、なんとパリの中心に建っているエッフェル塔の展望室の上でした。



その歌声は不死鳥のように苦しんだ闘病生活をまったく感じさせないものだったし、そのステージ姿はパリの街並みに負けないくらい荘厳な美しさを感じて、それまでの素晴らしいショーを締めるにふさわしい歌唱でした。




街全体を舞台に描き出された新たなオリンピック像(画像はTverより)




逆にこんな素晴らしいスタイルを成立されてしまうと、今後のオリンピック開催国には大きなプレッシャーとなってしまうんじゃ無いかと思ってしまうほど素敵な開会式に、これから始まる数々の名勝負がさらに期待されてしまいますね。







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