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おざわやの代表のブログです

【知ってるつもりじゃなく、しっかり知ることから得るものがある:映画『ワンチャンス』鑑賞記】

2020.05.06

イギリスのタレント発掘番組から生まれたオペラ歌手ポール・ポッツの生涯を描いた作品から感じたことをブログに。



 アメリカでのオーデイション番組を参考に、埋もれたタレントを発掘するイギリスのテレビ番組「ブリテンズ・ガット・タレント」。数多くの才能豊かなタレントを発掘してきた番組からは、日本人のダンサーやコメディアンなどが取り上げられたことでも知られています。その他この番組出身で有名になった人としてはシーズン3で受賞したスーザン・ボイルさんなども居ますよね。でもその第1シーズンでの優勝が衝撃的だったポール・ポッツさんを覚えていますか?


 2007年にそんな番組で、携帯電話ショップの店長だったポール・ポッツさんがオペラを歌うということで、初めは冷ややかな視線を送っていた名物司会者のサイモン・コーウェルさん。ところが彼が歌い始めると目を剥き、次第に騙された!とでも言いたげな呆れた顔が印象的で、結局彼は決勝に進んで優勝しました。その後の全英ツアー、北米ツアーから始まった世界での公演はどれもソールドアウト。それを見ていて「こんな埋もれたタレントがいるなんて世界は広いな!」なんて、簡単に思っていました。そんなポール・ポッツさんがどんな想いでオーディションに出て、どうやって優勝に至ったのかを描いた『ワンチャンス』。そんな映画を観て、判ったつもりになっていたヒトの人生が当然ながら、単純なものではないと思った件を今日のブログに。




【あらすじ】



 ウェールズに生まれて子供の頃から小太りで歯並びが悪いことからいじめられ、聖歌隊にも入っているほど好きだった歌声を囃し立てられる事もあったポール。ずっとその容姿を馬鹿にされ続けていた事から、何をやっても自信を持てず友達すらいないまま。やっと仲良くなったのはオペラを学びにヴェネチアに行く学費を稼ぐため働きに出た携帯ショップの店長で変わり者のブラドンと、一年やり取りしていたメル友の【キャメロン】だけ。ある時、ブラドンの計らいで初めて会ったキャメロンことジュルズと意気投合して、とあるオーディション番組にチャレンジします。別れ際に「次の電話はヴェネチアからじゃなきゃ出ない」と冗談で焚きつけられたポールは、実際に賞金を勝ち取って行ったヴェネチアから電話してジュルズを驚かせます。その後チャンスを掴んで憧れのパヴァロッティの前で唄う機会を得るものの、緊張し過ぎて実力を出せずにこき下ろされてしまいます。失意の中で帰国したポールでしたが、ジュルズと結婚してアマチュアながらも舞台に立つ機会も得て幸せを掴んだかに見えました。しかしその後は病気や事故に会うなどとにかくツイておらず、次第に治療などの借金から首が回らずどん底に。そんな時、偶然インターネットで見かけたタレントオーディション番組に挑戦することになり、迎える結末とその後の生活は…。





 『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケル監督と『最高の人生の見つけ方』の脚本家ジャスティン・ザッカム、そしてブリテンズ・ガット・タレントのプロデューサーのサイモン・コーウェルが2013年に製作したイギリスの伝記的映画です。




【ドラマより驚きに満ちていた人生の切り拓きかた(ここからネタバレ)】

 そんな主役のポールを演じるのはジェームズ・コーデン。ほとんど同じ時期に撮られた映画『はじまりのうた』では、キーラ・ナイトレイ演じるグレタを助ける音楽仲間のスティーブ役でついこの間見たばかり。メッチャ好きな映画ですが、この作品でのポール・ポッツ役は雰囲気をしっかり捉えていて、まさか同一人物とは気づきませんでした。


 子供の頃から容姿や声の大きさからいじめられ続けて36歳になったポール。彼と同じようにオペラが好きな母親とヘッドフォンでオペラを聴いていても邪魔をするような父親に育てられましたが、大好きなパヴァロッティの前で唄うことが唯一の夢です。何をするにも自信を持てない彼にキッカケを作ったのは、接客などメチャクチャな仕事ぶりの携帯ショップの店長ブランドン、というのも面白いところです。

〜真面目なポールが接客している間に彼の携帯に届いたメル友のジュルズからのメールに勝手に返事を出しちゃうって、普通なら怒っちゃうところですよね。


 そんなことからやっと出会えたジュルズは何があってもポールを信じ続けますが、ポールはそんな彼女の想いに応えられるほどの自信はなく、ヴェネチア留学の最後に憧れのパヴァロッティの前で唄うチャンスを潰してしまいます。余りに緊張し過ぎて歌えなかったポールは「君は一生歌手になるのは無理」と断言されたことがショックで、帰国してもガッカリさせたくなくて連絡出来ません。そんな彼が心を入れ替えて会いに行くものの、許さないジュルズ。でもその時は恥ずかしがりな筈のポールが街角で「君を愛す」を唄って聞かせたことで、ジュルズも彼の想いの深さを知って許します。

〜ちなみに劇中の歌はジェームズ・コーデンが歌っている姿に、ポール・ポッツ本人が歌を乗せているそうです。さすが上手いよね!


 でもそんなポールが運が良いだけの人では無いことも好感。ヴェネチアへの留学中の彼を支えてコンテストを共に勝ち抜いたアレッサンドラとは、その後恋仲になりそうになるものの彼女を拒むポール。アレッサンドラ自身もそんな彼の心の綺麗なところを好きになっただけに、その幸せを思って身を引きます。その後次第に好転していく中でもポールの性格は全く変わらず、ジュルズの劇中の言葉通り「一歩ずつ」地道に進んでいって迎えるラストはご存知の番組の場面。

〜でもラストシーンでは出会った頃とまったく変わらない二人の姿も良き♡そして子供の頃からポールの唄好きをいさめていたお父さんがラストで格好良いこと!笑


 やっぱりヒトって大事なのは応援したくなるような人柄で、それは間違ったことはしないとか、信じてくれる人を裏切らないとか。きっとポールは生まれて初めて聴いたパヴァロッティの歌声に感動した想いを誰かに届けたくて、その想いのままで成功にたどり着いたような気がします。知らんけど。笑

 人生って実はワンチャンスってワケじゃ無い。希望に向かって進んでいれば何かある。でも少なくともそんな人でありたいとか、いつまでもそんな人を応援できる自分ではありたいなって。そんな風に思える作品でした!





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