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》すべての出来事には意味がある:映画『フェイブルマンズ』鑑賞記

2023.06.19

スティーヴン・スピルバーグ監督が自らの半生と映画を撮るようになった人生を自伝的に描いた作品の感想をブログに。



先日紹介した『ターミナル』も監督していたスティーヴン・スピルバーグ監督はこれまで数多くの名作を撮り、それまでとは全く違う迫力ある映像やストーリーを作り出してきました。『激突』に始まり、『ジョーズ』『未知との遭遇』などどんどんヒット作を生み出してきた監督は、デジタル撮影嫌いで知られ、今でもフィルムカメラの味わいある色合いに拘っているそうです。



そんな監督がどのように映画と出会って、その後育ってきたのかを描くことで、数多くの映像作品にはいつも監督の想いが込められていることが示唆されるような姿を、サミー・フェイブルマンズというユダヤ人の少年に重ねて描かれたのが、この『フェイブルマンズ』という作品です。




《『フェイブルマンズ』のあらすじ》



初めて、映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年は、


8ミリカメラを手に家族の休暇や旅行の記録係となり、妹や友人たちが出演する作品を制作する。


そんなサミーを芸術家の母は応援するが、科学者の父は不真面目な趣味だと考えていた。


そんな中、一家は西部へと引っ越し、そこでの様々な出来事がサミーの未来を変えていく――。


両親との葛藤や絆、そして様々な人々との出会いによって成長していくサミーが、


人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求める物語。






【映画は決して忘れることのない夢】

サミー少年が初めて連れて行かれて見た『史上最大のショウ』という映画に衝撃を受け、その後芸術家肌な母親に応援されつつ映像作品作りに没頭していくストーリーは、監督自身が半生を振り返りつつ撮られた作品。冒頭のスクリーン上で列車と車が激突するシーンに目を奪われたサミーは、その後プレゼントされた電車模型を使ってそのシーンを再現する映像を撮ります。



するとそのシーンはまるで『激突!』の元になっているように感じるし、母親ミッツィが車のライトの中で踊る姿からは『未知との遭遇』を想起させたりと、監督が実際に感じた感覚を映画の中に生かしていることもよく分かります。そして家族とのイザコザや転校した学校でのいじめなど、その度に映像作品を創り出すことで成長したり傷ついたりと監督の生々しい体験も赤裸々に語られていて、どんな時にも取り憑かれてしまうように映像に映し出してしまうことを《呪い》のように描いている気がするのも印象的。




幼い頃に見た映画や母親の叔父との出会いがサミーを映像の虜にしていきます




母親ミッツィと友人ベニーとの関係を映像に捉えてしまったことから母親との関係が悪くなって撮影をやめてしまったり、家族の危機的状況を撮影したくなってしまったりと、次第に映像と自分の心との向き合い方に悩むようになるサミーの姿は、監督自身がこれまでに悩んできた部分なのではないかとも感じます。



卒業前の「おサボりデー」を撮影する時には、大嫌いないじめっ子を撮影しているはずなのに妙にヒロイックさを感じる作品に仕上げたり、その相棒をマヌケな役に落としてみたりと、実際以上の演出をつけることで観客の喜ぶ映像の中に、自分の持つ印象を滑り込ませてしまうのも、現在の映画制作にも生かされているようにも感じます。







そしてスピルバーグ本人が最も影響を受けた映画監督として名を挙げる、ジョン・フォード監督との思い出をラストに入れ込んだのも、きっとそこが彼の中で何かが変わった瞬間なのではないでしょうか。



この作品は見事なまでにある家族の何でもない生活が描かれているのに、その中からこの名監督スピルバーグがどのように生まれ育ってきたのかを、自らの思い出と共に心の動きまでも映像に刻みこまれた、映画好きには堪らない作品でした。





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