おざわやの代表のブログです
2021.06.17
1951年のアメリカが舞台のこの作品は「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」などの感動作を生み出してきたフランク・ダラボン監督が、当時実力派俳優として活躍していたジム・キャリーを主演に描いた、実話から着想を得たストーリーです。ジム・キャリーといえば元々はスタンドアップコメディアンで、代表作の「マスク」や「Mr.ダマー」などのコメディー作品が得意でしたが、その後コメディーからシリアス路線に転換。「トゥルーマン・ショー」と「マン・オン・ザ・ムーン」でゴールデングローブの主演男優賞を続けざまに獲るなど、実力派としての絶頂期に撮られたのがこの作品です。
ちなみにMajesticとは、「荘厳な」とか「威厳のある」といった意味。
第二次大戦後の復興に湧くハリウッドで、B級映画の脚本家として新作映画を撮っていたピーター。ちょうど冷戦へと傾いていくこの時期マッカーシズムとも呼ばれるいわゆる「アカ狩り」を担っていた下院非米活動委員会に、学生時代に好きな女の子の気を引くために反戦集会に参加していたことから共産党員ではないかと疑われ、新作映画はお蔵入り。さらには彼女や仕事まで失ったピーターは酒場で酔っ払って、車で夜道から川に転落したことから記憶喪失り、流れ着いたのは海岸の田舎町ローソン。
そこで英雄として戦地で行方不明となっているルークと間違われたピーターは、記憶がないままでルークの父親ハリーと共に、かつては賑わっていた映画館「The Majestic」の復活に尽力します。ルークの元恋人で弁護士のアデルとも上手くいくかと思われたところに記憶が戻り、そして彼の乗っていた車を見つけたFBIまでもが現れ・・・。
B級映画とはいえ夢を叶えるために力を注いで来た映画の公開間近、付き合っていた女優と試写会に出るもその作品の評価はイマイチ。さらには共産党員ではないかとの疑いから聴聞会に召喚されて会社もクビになったピーターは、せっかく新作映画で弾みをつけてA級映画の脚本家としてのステップにしたかったのに、くだらない過去の行いで躓いたことからバーで飲んだくれます。
激しい雨の降る中酔っ払ったまま車を運転し、橋を渡ろうとして操作を誤って川に転落。次の朝目が覚めると海岸に打ち上げられていたものの、そこがどこで自分が誰かも分からないピーター。その町ローソンは、先の戦争に多くの若者が出征したものの多くは戻ってこなかったため、すっかり寂れて沈んでいます。そんなところに現れた記憶喪失の男を、街の人たちは英雄にして戦地で行方不明になったハリーの息子ルークとそっくりなピーターを見間違います。
そしてルークの恋人だったアデルを始め、町の人たち皆がピーターがやはりルークではないかと思い込む一方で、かつて同じような戦地で右腕を失ったダイナーの料理人ボブだけは彼の言うことを信じず、ピーターを目の敵にします。
ハリーが彼を案内したのは寂れた廃屋のような映画館で、若者が居なくなってしまったこの町や息子を失ったハリーの寂しさを象徴しているよう。
やがてハリーと一緒に映画館の2階に住むことになった彼はアデルとも恋仲になって、街の人から英雄扱いされることに戸惑うものの次第に「英雄としてのルーク」の生き方を受け入れていき、ハリーと共に映画館「The Mjestic」を復活させていきます。
ハリーも町の人たちもかつての繁栄を懐かしむようにその象徴だった映画館「The Majestic」の再オープンの日に集まりますが、その日上映した作品「サハラの盗賊」はかつてピーターが脚本を描いたあのB級作品。上映しているうちに全部のセリフを知っていることに驚くルークは、次第にピーターとしての記憶が戻ってきます。
そんな時テープを交換するはずのハリーが倒れて、病院へ担ぎ込まれますが危篤に。ベッドの上でうっすらと目を開けたハリーは、「サハラの盗賊」は悪役が倒される結末だとピーターから聞いて「良い映画だ」と一言残して亡くなります。そして海岸で見つかったピーターの車からFBIが彼を見つけ出し、ハリウッドで行われる聴聞会ででっち上げた共産党員の名前を証言すれば、疑いを晴らしてやると言い残します。そんな様子を見ていたボブや町の人たちは、やっぱり別人だったんだと彼の元を去ります。自らの記憶が戻ったことで、まるで魔法が解けたように現実に引き戻されるピーター。そんなピーターにアデルは「偽証するなんて間違っている」と言い残し、翌日電車に乗ろうとする彼にアデルの父親は「娘に頼まれた」とアメリカ合衆国憲法と、その間に挟まれた戦地からのルークからの最後の手紙を渡します。
聴聞会でピーターは悩んだ末に渡された謝罪文を閉じ、戦地で亡くなったルークや若者たちは誰もが自由に意見を言える心の広い国のために命を賭けて戦ったはずだと証言を拒否し、合衆国憲法の修正第1条を開いて行使すると宣言します。それを見ていた聴衆やテレビの中継で見ていたローソンの町の人たちはピーターに喝采を送り、裁判所はヒーローとなってしまったピーターを罰するわけにもいかず無罪放免とします。これはきっと町で過ごしたルークとしての日々が、ピーター自身を変えてしまった「二つ目の魔法」だったのではないでしょうか。
そしてハリウッドから「アデルに借りたものを返しに行く」と電報を打った彼を待っていたのは、駅を埋め尽くす横断幕や町の人々。それは町の人たちの無念や戦死した若者たちの想いを代弁してくれたピーターを歓迎するものでした。
そして待っていたアデルとキスするピーター。
ピーターは会社から戻ってきて良いと言われたもののそれを断り、その生涯をローソンの町でアデルと「The Majestic」の灯を守っていくのでした。
20年経った今見ても映画愛に溢れた素晴らしい作品だし、なぜ何も賞を取れていないのか不思議なくらい。でも良い映画は自分の心の中に残しておけば良いか!ってことで、堂々ボク的映画のベストテン入りです。
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