》歴史って過去だけじゃなく現代を読むためにある

若い頃は退屈に思えた歴史って年号を憶えるだけのものだったけど、その背景や動きを知ることで現代に通じるものが見えてくると面白くなるんですね！

若い頃って歴史の勉強は年号や名称を覚えるばかりであまり好きじゃなかった。ていうか、勉強全般が考えるよりも覚えろ！って教えられてるように感じて楽しくありませんでした。でも50も半ばを過ぎてみるとどんなことにも学びや気づきがあることを感じて、学ぶことが面白くて仕方ないです。それはもう10年以上前から運営側として参加している「おもしろ学校」という社会人教育でも感じていたことですが、特に毎年登壇していただく名物講師の土井謙次先生の社会の授業は特に格別。昨年話題にされていたロシアの地政学では、地球温暖化とロシア経済の関係なんて思いもしていなかったけど、それから起こったウクライナ侵攻にも何らかの影響していたのでは？なんて思うと想像力まで拡がって、更に面白く感じてしまいます。

》世界の読み方を知ると歴史や流れが見えてくる

先日、夜遅くに帰った時に何気にテレビで放送されていたNHKスペシャル「新幕末伝」を見て、これまで知っていたことがなんと浅はかだったことか！と知りました。

【歴史は繰り返さないが、よく韻を踏む】

これはアメリカの作家マーク・トウェインが言ったとされますが、歴史は同じことを繰り返すわけじゃないけど似たようなことが起こることがあるということを伝えている言葉です。先日のNHKスペシャルでは幕末に起こったことを国内だけではなく、日本国内だけじゃなくイギリスなど関係諸外国の外交文書を紐解くことで、その時に起こっていた事件の背景を明かしていくものでした。

浅はかなボクの意識では、幕末ってそれまでの権益を守りたい幕府とそれを打ち崩したい薩長同盟の争いから、長く続いた鎖国が解かれて世界との経済的な繋がりが開かれたというものでした。でも「新幕末伝」ではそんな幕末の歴史の中にイギリスやオランダの思惑もあれば、鎖国中には幕府とイギリスとのしのぎを削るような外交のやりとりがされていたということが紹介されていて、それは驚くことばかりでした。

たまたま見たけどメッチャ面白い！

これまで知っているつもりだった日本史の中の1ページの裏側に、世界各国の思惑や幕府による為替操作までがあったなんて。

過去の歴史ながら、今の世界の情勢にまで繋がる動きがあることが分かります。#新幕末史 #歴史から学ぶ現代がある pic.twitter.com/KJCI0abr7M

— おざわあつし🐈とお墓まいりが好きな町の石屋さん (@stone_ozawaya) October 16, 2022

当時イギリスが自国との貿易関税を下げさせて優位を築こうとすると、幕府側は当時流通していた２分金という貨幣の配合を変えて大量に作り、為替操作によってイギリスからの輸入が進まないようにさせていたなんて知らなかった。更には武器や造船技術、そして兵隊の訓練などまでが諸外国から思惑と共に提供されていたなんて、まるで現在のウクライナ対ロシアの争いが透けて見えるよう。ということは現代のアメリカやヨーロッパ各国の行動には、裏側にそれぞれの思惑が隠れているということも「韻を踏んで」いることを忘れてはいけないと教えてくれているようです。

おもしろ学校の土井先生やエクスマ塾の師匠の藤村先生も言われることですが歴史を知ることはただの学問じゃなく、現代を知ってそこから未来を読み解くことに繋がるってことが目の前に現れているようです。この「新幕末伝」の続きはまた10月23日にも放送されるようだし、新年1月3日には119分の特別拡大版も放映予定。そして本年度も土井先生のチョー面白い社会の授業は、12月9日のおもしろ学校で登壇していただきますのでご興味あればぜひ参加してみてください。

詳しくはアソシア志友館ホームページのおもしろ学校紹介ページか、アソシア志友館フェイスブックページをご覧くださいね！

【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

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