おざわやの代表のブログです

》昨夜のサンドブラスト体験会と墓BARのご報告

2022.09.11

中秋の名月にも恵まれて開催できた、昨日の「自分だけのロックグラスを彫って夏の終わりを味わう墓BAR」イベントで感じたこと。

昨日は月に一度の墓BAR開催日に併せて、お墓に文字を彫り込むのと同じ「サンドブラスト」という加工法でロックグラスに好きな文字を彫るというイベントを企画。参加者は2人と若干寂しめながら、そのぶん説明や練習までしていただきながら、ゆったりと体験していただくことができました。事前に彫り込むデザインはご相談しつながら作ってあったので、まず初めにやっていただくのは彫る位置の調整から。

サンドブラストは圧縮した空気で粉状の研磨剤を吹き付けて彫るので、そのままではグラスの表面が全部削られてしまいます。彫りたいところだけを水で洗い流したフィルムをグラスに貼り、彫りたくない部分を全て覆うことで準備が完了。まずは昨日の講師の鈴木英一郎さんが説明しながら実演してもらいます。

この箱の中で作業します

「どうしても文字やデザインに吹き付けようとしてしまいますが、彫りたいところの周りのキワを彫ってください」と解説しながらの実演で、少しだけ雰囲気を掴んでいただき、一度練習してからそれぞれ自分のグラスにチャレンジ。

トップバッターをかって出てくれた奥様がますチャレンジしてくれましたが、やはりその荷は重くて若干失敗。貼ってあったフィルムの下に吹き付けてしまったことで、残念ながらデザインが崩れたようになってしまいました。それを受けた旦那様は十分に注意しながら、慎重に彫り進めていきます。そんな皆さんの後にボクも彫り込みましたが、やっぱり一つめは具合が今ひとつわからず控えめな仕上がり。続い妻の分も彫ったのですが、一度やってみるとコツもわかってきたきて、次には思い切って深めに彫りこめます。

やっぱり何事も体験してみないとわからないものですね。

普段はお戒名や家紋などを専任の職人に彫り込んでもらっていますが、ボク自身が作業をすることはまずありません。そんな作業の難しさや微妙な彫り味の面白さがわかると、きっとこれからお墓のご注文をいただくときにも言葉の伝わり方も変わると思います。そして何よりさらにそれまでわからなかった感覚が掴めるときの楽しさって、社会人になるとなかなか得られないものですよね。

みなで作業の終わった会場を片付けて墓BARの準備をしてもらう間、近所の回転寿司で講師も交えつつの腹拵えのひと時にはお互いの自己紹介もしながらで、こちらも楽しいひと時。そのまま5時半からは墓BAR目当てのお客様も交えながら、自分専用グラスにお酒を注いでもらって乾杯です。そんなところから今後に繋がるアイデアやヒントもいただいて、ますますこれからが楽しみにもなります。