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》大切なのは正解ではなく過程の美しさ:『不思議の国の数学者』鑑賞記

2025.01.07

落第しそうな進学校の生徒と脱北した天才数学者。傷付いた二人が偶然出会ったことで、互いの人生に大きな変化をもたらしていくストーリーが心地良く、数学の捉え方さえも変わってしまいそうな作品の感想をブログに。



かなり昔の学生時代、数学がとても苦手で苦労したことだけが記憶に残っています。「公式に数字を当てはめれば答えは出る」と言われて憶えようとするけれど、ほんの少し”変化球的な”意地悪問題になると途端に答えを間違えてしまう。それがなぜそうなってしまうのかが理解出来なかったことが気持ち悪く、だんだん数学に対するアレルギーが深まっていったように感じます。



この作品では正解すること=テストの結果が大事なのではなく、問題を解いていく過程を大切にすることが描かれていて、もしかするとこんな教師に出会っていたら数学嫌いにはなっていなかったかも?なんて思ってしまいました。


そして人生で最も大切なのは誰と出会って、誰と多くの時間を過ごすのか?だとも。




《『不思議の国の数学者』のあらすじ》



学問と思想の自由を求めて脱北した天才数学者ハクソン(チェ・ミンシク)。


彼は自分の正体を隠したまま、上位1%の英才が集まる

名門私立高校の夜間警備員として生きている。


冷たく不愛想なため学生たちから避けられているハクソンは、

ある日、ジウ(キム・ドンフィ)に苦手な数学を教えてほしいとせがまれる。


正解だけをよしとする世の中でさまよっていたジウに問

題を解く「過程」の大切さを教える中で、

ハクソンは予期せぬ人生の転換点を迎えることとなる。







『グッドウィルハンティング』や『ショーシャンクの空に』など、虐げられた環境の中で出会う人の縁で気づいていくストーリーは数々ありますが、この作品もそんな中の一つ。韓国映画の実力派チェ・ミンシクの熱演と、250倍の競争を勝ち抜いた若手俳優のキム・ドンフィが爽やかに演ずる感動作です。




【数学に美しさを感じられるのか?】

上位1%しか入ることの出来ない超進学校に母子家庭で貧困層からの特例入学を許されたジウは、寮生たちのパシリでお酒を買いに行ったところを夜間警備員の”人民軍”ことハクソンに見つかり、罰として1ヶ月の退寮を言いつけられます。一度は母の元に戻るものの心配をかけたくないジウは雨の中を学校に戻り、使われていない校舎に入ろうとして再びハクソンに見つかります。



無愛想で暗い表情から「人民軍」と生徒たちから呼ばれるハクソン。そんな彼が一晩警備室で眠らせてもらった間に、数学教師から出された難問の宿題を解いてしまったことから、ジウは数学を教えてくれるようハクソンに頼み込んで二人の教室が始まります。




正解を求めるよりも前に、問題が何を問うているのかを求めるハクソン




闇雲に答えを求める数学の迷路に迷い混んでいたジウは、性急に答えを求めるのではなく答えを導き出していく過程こそが大事という、ハクソンの説く学問としての数学に興味を持ったことで、その面白さを知っていきます。



その途中には同級生でピアノが好きなポラムと円周率を楽譜に見立てて、ハクソンと二人でピアノを演奏して見せることで数式の美しさを感じさせるシーンもあり、見ているこちらまでその世界に惹き込まれていくようです。







そこで思い出したのは以前読んだ本で、自閉症の息子を育てる中で母親が気づいた息子ジェイコブの才能を伸ばしていった「僕は数式で宇宙の美しさを伝えたい」という実話のこと。




当時10歳のジェイコブ・バーネットは現在26歳で、物理学者として活躍




ジェイコブくんは産まれてすぐアスペルガー症候群と診断されつつも、アインシュタイン以上と言われるIQで、26歳になった今では「ビッグバン理論を論破する」ことを目指す理論物理学者として活躍しているとか。そんな彼は「自然界の美しさを全て数式に当てはめて伝えたい」と言っていたそうで、今回の作品にも何か通ずるものを感じます。



そしてハンソクが脱北してまで叶えたかったものはなんだったのか、そしてそれに伴って失ってしまった大きなものが何だったのかを考えると、受験戦争の道具のように捉えられている数学と兵器の製造に使われる数学のどちらもが、同じように愚かなものに思えてしまいます。




数学の魅力や美しさに目覚めていくジウ




ラストシーンの二人の姿と「Q .E .D.」の文字に、平和な世の中の実現が叶ったような気がして、清々しい幕切れも良かった!





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