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》無事という言葉に知る禅の心得とは

2025.01.31

「どうかご無事で」と安全や健康を祈るように使う”無事(ぶじ)”という言葉は、元々禅語では意味の違う言葉。そこから得られる生きていく上での指針とは?をブログに。



旅の安全を祈って「どうかご無事で」と見送ったりする場合、そこに込められる思いは「どうか健康なまま良い旅をして帰ってきてください」ではないかと思います。こ「の無事(ぶじ)」という言葉の由来は仏教の禅宗にある《無事(むじ)》という言葉で、「無事是貴人(ぶじこれきじん)」や「平常無事(へいじょうむじ)」といった禅語です。



現代にいう「無事」という言葉は、広辞苑などによれば「何事も起こらないこと」や「何事も起こらず平穏なこと」「問題なく健康なこと」などよく知る意味が並びますが、仏教語としての意味は「拠り所となる実体がないこと」や「自然のまま人為や作為を加えないこと」となって、若干意味合いが変わります。




相手の安全や平穏を祈るのが現代にいう”無事”




仏教的にいう無事(むじ)というのヒトの生き方そのもののことであり「人為など入る余地のない平穏な世界」のあり様をいうもので、何ものかになろうとなどしなくてもすべて備わっていると伝えられている言葉です。



そもそも禅というのは覚りを拓いて仏となるための教えであり道。


そんな修行を続けているとどうしても「仏になりたい」と思ってしまったり、無上の覚りを欲しがってしまったりします。でもそんな思いはそのまま我欲に繋がってしまうから、何かを欲しがったり躍起になって頑張ろうとしないよう諭しているのが「無事是貴人」という臨済禅師の言葉です。




中国の唐代の僧、臨済義玄(?〜867)




そしてそんな言葉の元になったのは馬祖禅師の教えにある「即身是仏・作用即成・平常無事」というものから来ており、「その心そのままが仏であり、自分の心身の働きそのものが仏性の表れなんだから、すべての作為や努力をせずありのままでいるべき」だと伝えています。



例え今は悪人だとしてもそうなってしまっている状態には原因があり、前世での因果によって起こっていること。でもそれが「悪事」であることに気づいてそんな自分を変えたいと願えば、その悪事でさえも悟りへの第一歩と考えることも出来ます。




馬祖道一:大寂禅師(709〜788)




どんな悪人だろうと偉い僧侶だろうと、この世に生きとし生けるものはすべて仏性を持っていて、そのことに気づいてさえいればいつでも”覚りへの道”は開かれている。


そんなことを伝えてくれるのが【無事(むじ)】という言葉なのです。





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