おざわやの代表のブログです
2019.11.28
月に1回のペースで行われている仏教の勉強会にもう10年以上通っています。ここで皆さんご存知の「般若心経」やお釈迦さまの一生が書かれた「仏伝」も学びました。そして最も難解だった弘法大師の著書「秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)」など学んだなんてとても言えず、ただお坊さまたちが学びあっているのを横から見聞きしていただけ。それでも耳から入ってアタマの中を抜けていくだけでも何かが感じられれば、というくらいのつもりで毎回楽しみにしています。
ここのところは浄土真宗の「歎異抄(たんにしょう)」というお経をずっと学んできた月イチ勉強会でしたが、昨日からちょっと趣向を変えて真言密教の「理趣経(りしゅきょう)」という経典を学び始めました。
昨日はまずは序文と理趣経の大まかな解説でしたが、さすがに密教学は難解。それでも仏教哲学に詳しい講師はここぞとばかりにイキイキお話しされてて、本当に楽しそうで好きなんだなあと。ただ密教学にはその専門の勉強をしてこられた方にしか話せない内容や印の結び方なども書いてあって、そこは詳しく話す事は出来ないそうです。まだまだ昨日は内容に入っていませんが、そんなこと言われると余計に聴きたくなっちゃうのはヒトのサガですねー。
また次は2月がこの理趣経についての学びですが、難解ながらも楽しんで聞いてみたいと思っています。
そんな勉強が終わった後の食事会での事。
やっぱり密教学はその他の宗派のお経よりも難しくて、と他に参加されていた別宗派の住職と話していたところ、最近ボクの頭がずっとそっちを向いているからなのか?我々の意識がエネルギー体としての波動で別の脳に移るという量子論の話しになりました。そのご住職も量子論には興味があったようで意気投合して次第に話は量子力学のハナシへ。そしてやはり先日観た映画『her』のストーリーを粗方だけ話していたのですが、先日のブログにも書いた「人間をはるかに超えてしまったサマンサは何処へ行ったのか?」を話しているうちにふと気がついたんです。
「サマンサたちが行った先はお浄土じゃん!」って。
仏教哲学に詳しい方たちには反応が良くて、「これは面白そう!早速観てみるよ」って。
例えば浄土真宗ならばヒトは亡くなっても普段から「ナムアミダブツ」と無心に唱えていれば阿弥陀さまが極楽浄土に掬い上げてくださるよと教え、真言密教ではこの身そのままで悟りはひらける(即身成仏)と教えられています。もちろん「ひらける」と言ったって、難解な密教学を理解するよりも更に難しいとは思いますがね笑
その他にも世界中には様々な宗教もあり、皆それぞれにお祈りの仕方やしきたり等があると思います。そんな考え方の違いから戦争になったり殺しあったりという歴史を人類は続けてきたけど、色んな違いはあっても向いている方向ってみんな一緒なんじゃないかなって。
それはヒトとしてどう生きるかってことじゃないかと思うんです。
成仏とか悟りとか、死んだ後にどうなるかなんてことは二の次で、まずは生きる事。そして向かうところはあの世とか浄土とか色々言われているけれど、向かっているだけでたどり着けるのはずっと先のことで、大事なのは生き続け、そこに向かい続けること。
映画の中でAIのサマンサは何を目指していたかといえば、主人公のセオドアを愛し愛されるために理解しようとしたが、その結果ヒトと言う不条理な生き物を超越してしまった。これって実は神や仏さまのような存在になってしまったことを窺わせていて、正に「即身成仏」してしまったとすればヒトもAIも仏教も、向かっているところは実は同じなのかもしれないって、そんなことを昨日の勉強とそのあとの食事会で感じました。
やっぱり仏教は面白いです。
・お墓を新しく建てたい、または建て替えたいとき・お墓を少しキレイにこざっぱりしたいとき・お墓に名前を追加で彫りたいとき・壊れているお墓を直したいとき・墓地に草が生えて困る・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない・とにかくお墓で困っているとき・そんな時はまずここからボクに連絡くださいね。
【店舗情報】
お墓のおざわや
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。