おざわやの代表のブログです
2020.01.08
今日のブログはお墓への文字の彫り込みについて。
新規のお墓も旧来からのお墓に追加するときにも、お墓に文字を彫り込むときに気を付けていただきたい事をお伝えします。
まずはお墓に文字を彫り込む、というとよく聞かれるのは「ノミをカンカン叩いて彫るの?」という質問。というと昭和な生まれのアラフィフな我々世代が思い浮かべるのは…
石屋の一家が取り上げられたのなんて、このドラマが最初で最後ではないでしょうか。1974年からTBSで夜のゴールデンタイムに放映され、平均視聴率が31.3%ととても人気のあった 「寺内貫太郎一家」 。実力派の小林亜星が石屋の頭領でオヤジ役、当時アイドルとして人気絶頂だった西城秀樹と浅田美代子がそれに反発する息子と幼馴染役と、とにかく豪華な顔ぶれでした。そして貫太郎の母で、一家の奥に住むお婆ちゃん役は当時まだ30代前半で悠木千帆という名前だった、女優の樹木希林さん。そんな素晴らしい俳優たちがドタバタ喜劇を演じるドラマを毎週楽しみにしてました。そしてボクが石屋という職業を初めて知ったのもこのドラマです。
もとい笑笑。このドラマの中で伴淳三郎さん演じる石工が、石にノミを当てて「げんのう(金槌)」で叩いて字を彫るシーンを覚えておられる方からは、今でもそうなのかと聞かれる事があります。しかし現在では石を叩くのは石材の採掘の時にあるかどうかで、字を彫るのには「サンドブラスト」といって、細いノズルから空気圧で鉄の粉を飛ばして彫る機械を使います。
そんな機械で彫るとはいえ(自動ではない)、その仕上がり具合は職人の腕や好みの彫り味によって変わります。ですから特に新しいお墓の場合にはどんな書体の字を彫るかによって、オススメの職人をチョイスして彫っていただいてます。
そして既に建てられているお墓に戒名や法名を追加で彫る場合には、それまでに彫られているお名前に合わせた書体とレイアウトで原稿を作らせていただいてます。というのも職人によって原稿を作るソフトも違えばフォントも変わるためで、それを考えずに彫ってしまうとどうにも違和感を感じてしまうからです。
もちろんこれから入っていくご家族も含めて、彫る位置や文字を間違えないよう気を配る事は石屋としては当然。
そしてお名前の追加彫りに併せて、既に彫ってある文字の掃除や色の入れ直しをされる方も少なくありません。
この場合は古いペイントを一度剥ぎ落としてから、再び新しく白いペイントを入れさせていただきました。
ただ白いペイントには汚れが付きやすいことや、十数年後にはまた剥がれはじめることも考えられます。なので新しいお墓にはペイントしない場合も増えてきていることを考えると、古いお墓から綺麗にペイントを剥がしてしまうというのも一つの考えだと思います。
また家紋や花立ての模様は新たな選択肢として、立体的に彫ることによって模様を際立たせる彫り方もオプションとしてあり、のちの扱いの楽さに併せてデザイン性が豊かな表現のものも出てきています。
これらは勿論、手間も掛かるために追加料金となりますが将来的なことを考えれば、充分その価値はあると思います。こんな風に新規もリフォームも、次代に変わってきた技術や考え方に併せてご提案いたしますので、よろしければ当社までご相談ください。
・花立ての穴が小さくて使いづらい・お墓を新しく建てたい方や建て替えたいとき・お墓を少しキレイにこざっぱりしたいとき・お墓に名前を追加で彫りたいとき・壊れているお墓を直したいとき・墓地に草が生えて困る・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない・とにかくお墓で困っているときも、まずここからボクに連絡くださいね。
【店舗情報】
お墓のおざわや
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
店舗の前に2台分の駐車スペースがありますのでお使いくださいね
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。