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おざわやの代表のブログです

2013年冬だより

2013.01.10

新年が明けて10日経ちました。
これから1ヶ月ほどは一年で最も寒い時期ですね。朝晩は地面さえ凍てつき、ここ名古屋でもたまに雪が積もることもあります。この年末年始にお墓参りに行かれた時、花筒の中の水が凍りついていたりしていませんでしたか?この時期はどうしても水を触るのが辛くて、お墓磨きもおろそかになりがちです。特に水鉢や香炉の脇の入隅(いりずみ)は落ち葉や汚れが溜まりやすく、放っておくとこびり着いてしまうものです。たっぷり水を染み込ませて汚れを流して清潔にしましょう。でもこの時、硬いものでガリガリと削るようにするのは厳禁です。もちろんスチールタワシなんてもってのほか!お掃除とはいってもあくまで「お墓を清める」行為なのですから、洗剤や磨き粉を使うなんてこともやめてください。なんなら水をかけながら手で摩る(さする)ようにするだけでもいいんです。

 

禅語に「時々勤拂拭(じじにつとめてふっしきせよ)」という言葉があります。
これは「心も体も常に煩悩の曇りを拭き清めなければならない。毎日それを怠ってはならない。」 という意味だそうです。
「お墓の汚れ」をあなたの心の曇りやケガレだと思って、優しくしっかりと洗い落としてみましょう。
綺麗になったお墓を眺めると意外なくらい心が落ち着いてスッキリしますよ。

 

 

もし汚れがひどくなったら石碑のクリーニングはいかがですか。
全て職人の手仕上げで、砥石を使って石碑の表面を研ぐ(とぐ)ように黒ずみや水垢を落とさせていただきます。