おざわやの代表のブログです
2023.08.08
以前、お釈迦さまの仏跡を回る旅の途中で、ガンジス川でのヒンドゥー教の夕刻のお祈りに参加してみました。
だんだんと薄暗くなっていく川に浮かべたボートの上から河岸に流れる大音響のお経(?)を聴きながら、陸上を埋め尽くすような参拝者たちの祈りが空間を満たして、その濃密な空気に圧倒された感覚は今だに覚えています。その脇ではいくつも荼毘の煙が上がっていて、ご遺体を燃やしている薪がなくなるとガンジス川に流されると聞いて、周りのボートから流される花とロウソクの着いた小皿は我々でいうお墓参りなんだなと思いました。
そしてまた夜が明けると同じ場所ではヒンドゥーや仏教の信者たちが生まれたての赤ん坊と一緒に沐浴したり、その脇でおしゃべりしながら洗濯や食器を洗う人たちも居て、このガンジス川には生も死も目の前に同時にあるんだなと深く感じ入りました。
だからこそインドの人たちはガンジス川を聖なる川と呼ぶんだとも。
夕刻に始まる儀式を見るボートから河岸に荼毘の火や煙が上がっているのを幾つも見ます
河岸を埋め尽くす人たちの祈りで濃密な空気が震えているようでした
お盆のお墓参りに供える花には鬼灯(ほおずき)が欠かせませんよね。
でもあのオレンジ色の可愛い実からすると「なぜこんな漢字を使うの?」という疑問を感じたことが誰しもあるんじゃないかと思いますが、もちろんそれにはちゃんとした語源があります。まず「灯」は提灯の明かりをあらわすと言われれば納得いくでしょうが、引っかかるのはきっと「鬼」。この鬼という感じが表すのは去年のお盆以降に亡くなった方「新仏(あらぼとけ)」のことを指していて、まだ亡くなったばかりの魂は荒ぶるとすぐ鬼になってしまう(荒御魂:あらみたま)ことから、この漢字を使います。
昨年、そんなことを感じることの出来る伝統的な儀式「風流踊り」が、ユネスコの世界無形文化遺産として登録されました。日本全国にいくつもあるそんな儀式はここ愛知県にも残っていて、豊田市の綾渡(あやど)地区で8月の10日と15日に行われる「綾渡の夜念仏(よるねんぶつ)と盆踊」です。
お寺の墓地からそれぞれ初盆を迎える家まで、男衆が念仏を唱えながら新仏さんたちを連れ帰ります
10日の夕刻に提灯を掲げた男衆たちが念仏を唱えながら歩いて先祖を迎え、綾渡町の平勝寺では楽器など使わず歌だけの盆踊りが行われて15日には再び先祖の魂を送るため反対に向かって歩きます。そう聞くとピンとくるかも知れませんが、これがお盆の迎え火と送り火の元になっている儀式で、その昔はこの行列がそれぞれ先祖の魂を自宅まで連れ帰り、その庭先でぐるぐると円をかいて回ったのが盆踊りの起源です。
ちょうどこの時期に夜念仏の行列が歩く畦道には、ほおずきの実が揺れていたことから「沿道を照らす提灯のようだ」というところから「鬼灯」という漢字が充てられたのではないかと言われています。そうして考えると昔の生活の中にはインドのガンジス川さながらに、生死感や先祖の魂の存在を今よりもっと身近に感じていたことが分かります。お盆のお墓参りや迎え火など家族で先祖を迎えるとどこかホッとしたりスッキリしたりするのも、その存在を近くに感じられるからじゃないかとも思えます。
厳かな綾渡の盆踊り(画像はGoogleマップの口コミからお借りしました)
そうしてみるとあの世とかこの世ってどこか全く別の世界にあるんじゃなくて、子孫を思うご先祖の想いと同じように目には見えないけれど、いつでもすぐ身の回りにあるんじゃない?って感じます。そしてそんな風に感じながら生きるこの世こそが、次の世に向かうための準備なんじゃないかって改めて思いました。
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい
・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところが気になっている
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
・跡継ぎのないお墓をリフォームで続けて使えるようにしたい
などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
アクセス
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。
ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!