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おざわやの代表のブログです

筆文字

2013.10.07

最近絵手紙など、筆を持たれる方が増えてきたのではないでしょうか?

私自身その経験があるわけではありませんが、書家の先生たちにお墓に彫り込む文字をお願いすることがあるので、比較的頻繁に「プロの書く書」を見させていただきます。やはり生業としている方たちの書はそれぞれに味わいがありますし、石に彫り込むとまた良い雰囲気を醸し出してくれます。

先週末はその中の一人の先生のお話しを聞く機会をいただきました。

 

私もお手伝いしている会が主催する、一語一笑学習会という参加者がそれぞれの分野で1時間講義しあう勉強会でのことで、緊張の余り吉田さんは2日ほど眠れなかったそう。吉田さんは女性で「遊字アート」という筆文字を使った独自のジャンルで頑張っている書家の先生です。普段はとても「ほんわか」していてどちらかといえば頼りなさげ。しかし話を伺えば、UWPという団体と共に世界中を回ったと思えば左官の修行に入ったりと、かなりのアクティブさで見ると聞くとでは大違い!

 

 

そして講義のあとは実際に遊字アートに挑戦させていただきました。初めのうち、綺麗に書かなくてはという既成概念から「硬かった」字も、先生にアドバイスをもらっているうちに頭がほぐれて柔らかくなり、すこしだけ筆と紙に向き合う楽しさを感じました。

最後に皆の前で書を書いてくれた吉田先生の背中がとても「男前」でまたビックリ!

 

 

そして素材とデザインを吟味した石に彫り込まれた書は暖かで、また違った味わいがにじみ出てきます。普段は冷たいイメージのお墓も、こんなに柔らかなイメージになり、おそらく何十年後にはもっともっと深い味が溢れ出しているのではないかと。こんなお墓が作りたい方はぜひ当社へご相談ください。