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》チャイコフスキーの調べがアツくほろ苦かった:映画『オーケストラ!』鑑賞記

2023.08.25

エクスマ塾の藤村先生のオススメで見た映画は、クラシック音楽を題材にしながらもスポーツものによくある復活ストーリーかと思えば、さらに深くチャイコフスキーのバイオリン協奏曲が胸に沁みた、という感想のブログです。



音楽全般を聴くのは好きですが、正直クラシック音楽だけはほとんど聴くような機会がありません。でも大好きな映画の中にはピアノを題材にした『海の上のピアニスト』や『戦場のピアニスト』、そしてアニメ作品でも『ピアノの森』や『のだめカンタービレ』など多くの作品の中では楽しんでいます。



先日はそんなクラシック音楽の歴史と楽しみ方を、エクスマ塾の師匠の藤村先生の講義で聞く機会をいただきました。


クラシック音楽と言われる分野にはバロック期と古典派、そしてロマン派という3期に別れ、それぞれの歴史的背後とともに今も名の残る作曲家たちを紹介していただきました。でもそれらの代表曲を聴くとやはりどれもが耳にしたことのあるメロディーばかりで、映画だけじゃなくCMなどでも多く使われていることを知ります。そして最近では若手のミュージシャンたちがこぞってクラシックの名曲をサンプリングしていたりして、またさらにクラシック音楽が身近にあることを感じさせます。




何故かいつの時代も戦場にはクラシックが似合います




そんな中で紹介されていた、チャイコフスキーの曲が主題として使われた『オーケストラ!(2009年のフランス映画)は、ネット配信のマイリストに収まっていたものの、結局見ていなかった作品で、「時間があれば見るかな?」とチェックしただけになっていました。それが藤村先生のオススメならば見てみなければ、と鑑賞したものの思っていた内容と全然違っていて驚いたほどでした。




《『オーケストラ!』のあらすじ》



1980年、ロシア・ボリショイ交響楽団から多くのユダヤ人が連行され、


それに反対した天才指揮者のアンドレイも楽団を解雇されてしまう。


アンドレイはいつか復職する日を夢見て、30年にもわたり劇場清掃員として働いていたが、


ある日パリのシャトレ座から送られてきた出演依頼を見つけ、偽のオーケストラを結成することを思いつく。





この映画のタイトルやあらすじを見て『マネーボール』や『インビクタス』のような、スポーツにおける復活ストーリーのような話だろうと想像していました。




【指揮棒を折られたマエストロの復活ストーリー?】

ロシアのボリショイ劇場で掃除婦として働くアレクセイは、とてもクラシックが好きらしくリハーサル演奏を眺めていると、通りかかった支配人から「仕事中の盗み聞きは禁止したはずだ』ときつく言われてしまうばかり。しかもその生活ぶりに覇気はなく、家に帰っても妻のイリーナにさえ頭が上がらない彼が、かつてこの劇場のボリショイ交響楽団を率いるマエストロ(天才指揮者)だった男とは見えません。



アレクセイは仕事中に偶然、パリの名門劇場シャトレ座から楽団への出演依頼のファックスを受け取ってしまいます。それを仲の良い救急車運転手のサーシャに偽の楽団を作って公演しようと持ちかけ、音楽界復帰へのチャンスだと持ちかけます。アレクセイとサーシャはかつてこの楽団で共に演奏した仲間たちを集めようとしますが、誰一人としてまともな生活さえしておらず、かつてのマネージャーのイヴァンとサーシャは犬猿の仲でとてもうまくいくなんて思えません。




サーシャの救急車でかつてのオケ奏者たちを説得して回る二人




しかもシャトレ座の支配人に条件として挙げたのは、ソリストとしてフランスでも人気のヴァイオリニストのアンヌ=マリー・ジャケ(メラニー・ロラン)を指名し、「それ以外なら行かない」とさえ伝えるアレクセイには何かの事情がある様子。さらになんとかメンバーは集めたものの、メンバーの多く(サーシャ含めて)がユダヤ人でビザがなく、しかも前払いの渡航費さえ用意できないような状態。そんな事態を打開するためにロシア人のガス王の息子を楽団に迎え入れ、スポンサーさせる辺りは現代のロシアにも通じる風刺を感じさせます。



ソリストに指名されたアンヌは喜んだものの、家族同然なマネージャーのギレーヌからは「チャイコフスキーは嫌いなんでしょ?」反対されますが、憧れの指揮者アレクセイとの競演することを選びます。しかし実際にパリにやって来た楽団はどこかへ行ってしまってリハーサルさえ出来ず。サーシャのチェロには驚いたアンヌはアレクセイと食事に行きますが、飲み始めたお酒に溺れて到底まともには思えず「演奏会は中止しましょう」と告げて去ります。


正直この辺りで「ドタバタ喜劇の駄作なんじゃ?」と見るのを止めそうになりました。




2ヶ月かけて演奏姿を学んだアンヌ役のメラニー・ロランの演技はさすが!




この物語にはどうやら30年前がソ連時代だったという背景や、その頃のユダヤ人排斥などが大きく絡んでいるらしく、それが元でアレクセイは酒に溺れてイレーネに迷惑をかけたことを悔やんでいる様子。楽団メンバーもこのチャンスにパリで金儲けしようとするばかりだし、マネージャーのイヴァンでさえ共産党政権の頃の復活を期しての演説がパリに来た目的とか、どこにも良い部分が見つけられません。



ところが次第に真実が明らかになっていき、初めはボロボロだった彼らの演奏にアンヌのヴァイオリンが響き始めると一転。そこからのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、きっとかつて世界に名を馳せたボリショイ交響楽団そのものだったんだろうし、その圧巻の演奏ばかりではなく過去の出来事までもが胸に沁みてヤバいくらいに号泣!




鳴り止まない拍手に号泣するアンヌがまたヤバイ!




きっとクラシック音楽は有名な作曲者ばかりではなく、こんなふうに演奏者たちの人生や想いが織り込まれていくから、感動と共にずっと世に残っていくんだろうなあと深く感じました。





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