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》人種を越えた友情の物語:『ディヴォーション』鑑賞記

2023.02.10

第二次世界大戦後のアメリカ海軍で人知れず培われた、人種差別を越えた友情を育んだ二人の戦闘機パイロットの真実を描いた作品の感想。



先日からNHKの見逃し配信で「映像の世紀」という特番を見ています。その中ではナチスドイツがいかにヨーロッパを蹂躙していったかや、アメリカがベトナム戦争でやってきたことなどを映像に綴って見ることで、表立って伝えられていることとは違う流れが見えてきたりします。そんな中でアメリカ国内での黒人に対する差別を描いた回では、キング牧師やマルコムXなどの黒人開放運動に参加した活動家たちの歩んだ歴史や、現在でも差別が無くなったとは言えない現実が描かれていました。



けれどそんな差別を受けながらも、人種を越えた友情から白人の中でも飛び抜けた活躍を見せた黒人たちの姿は、これまでにも数多くの映画作品になってきました。『42』では現在でも全チームの永久欠番となっている黒人初のメジャーリーガーのジャッキー・ロビンソンを、ブルックリン・ドジャースの会長ブランチ・リッキーが「やり返さない勇気を持て」と彼を支えた友情を描き、『グリーンブック』では天才ジャズピアニストのドク・シャーリーとイタリア人用心棒のトニーが、互いの立場を理解して生涯の友となっていくストーリーで感動を誘いました。







これらの物語の主役はその後の世で評価されたこともあり、今でも知る人ぞ知る存在です。でも今回の作品『ディヴォーション(Netflix2022年)』で描かれたジェシー・L・ブラウンは、朝鮮戦争の闇の中に埋もれて、これまでほとんど知られることのなかった英雄。そんな二人の真実の姿を描いたアメリカのベストセラーノンフィクション書籍を元にした作品です。




【『ディヴォーション〜マイ・ベスト・ウイングマン』のあらすじ】




1950年に勃発した朝鮮戦争を舞台に、米海軍初となる黒人の空母パイロットとして活躍したジェシー・ブラウン少尉とトム・ハドナーの人種を超えた固い友情が描かれる。


北朝鮮の侵攻に対処していたトムとジェシーが長津湖の戦いで追い詰められ、片方が撃墜された時、もう片方は友人を救うか、“歴史上で最も大胆なワンマン救出作戦”に挑むか究極の選択を迫られる……。






この作品はトム・ハドナー役としてグレン・パウエルが、『トップガン・マーヴェリック』に続いてパイロット役として演じたことからも注目されました。けれどそんな前作に比べてもこちらは戦争中に実際に起こったストーリーであり、パウエルが二人のパイロットをしっかりと演じ分けていたところも素晴らしかったと思います。




【根深い差別問題は、互いに歩み寄る姿勢からしか解けない】

優秀な操縦技術を買われて他の舞台から移ってきたトムは、同じ部隊にいた黒人パイロットのジェシー少尉と一緒に飛ぶと、その卓越した操縦技術に驚きます。この時点でトムの態度からは黒人パイロットとしてのジェシーに対する差別感情はまったく感じられませんが、反対にジェシー自身がトムを近づけないような素ぶりや、何かを思い詰めたような孤高な様子を不思議に思うほど。




けれど訓練を続けているとジェシーに対する周囲からの嫌がらせなどに気付き、やがて朝鮮戦争の戦場に向かうために新たな戦闘機での空母への着艦訓練を受けるうちに、ジェシーの誰の助けも受け付けない態度の理由が分かっていきます。







彼らの乗ったF4Uコルセアは頑丈な機体と並外れたスピードを誇る艦載機でしたが、重い機体を大きなエンジンで飛ばすようプロペラも大きいため空母に着艦する時に前方の視界が悪く、トムは着艦をサポートする係官が振る旗を頼りにすぐに着艦できました。対して素晴らしい操縦技術があるはずのジェシーが苦労しているのを見て「なぜ自分だけでやろうとするんだ?」と聞くと、黒人パイロットは自分だけを信じていないとやっていけないと言われ、彼らの置かれている難しい立場を理解します。



この背景にはアメリカ軍内での人種差別があり、それまでにも黒人パイロットたちは白人パイロットたちとは部隊や待遇を分けられて、その扱いは平等とは程遠いものでした。1945年にそんな不平等に声を上げた大きな抗議活動が起こって、1948年にはトルーマン大統領により人種や肌の色による差別の撤廃が宣言されて同じ部隊内に配属されることになったことから、その現場では相当の軋轢が起きていたことが作品中にも描かれます。







晴れて訓練を終えて黒人初の空母艦載機パイロットとなったジェシーとトムは訓練以外にも行動を共にするようになり、お互いを信頼するようになっていきます。でも朝鮮半島での作戦遂行中、無理を承知で上官の命令を無視して味方を助けようとしたジェシーは敵の攻撃を受けて帰還困難になり、飛行中の相棒(ウイングマン)としてそんなジェシーを見捨てられなかったトム。二人がとった勇敢な行動に、同じ部隊の仲間たちも釣られるようにどんどん動かされていきます。



そしてさらに物語の中では朝鮮半島での争いの背後で動く中国や、この当時すでにソ連からの援助でミグのジェット戦闘機を導入されていたりすることも描かれていて、さながら大国同士せめぎ合いの矢面に立たされていた戦場の現実も見られます。







そんなジェシーの深い愛情やトムとの揺るがない友情、そしてその後のストーリーは実際の画像と共にエンドロールでも紹介され、そのストーリーはさらに涙を誘います。








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