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》映画『黒い司法〜Just Mercy』

2022.12.13

わずか30数年前にアメリカで起こった、冤罪裁判の真実を描いた作品を観た感想です。10人に1人と言われていた黒人への冤罪の闇に切り込んだ、新人弁護士の姿には涙しかない…



先日のブログでは第一次世界大戦の前から第二次世界大戦へと向かっていく歴史の中で、世界の国々の中でも特にアメリカが仕組んだ流れに翻弄された、故加藤高明元首相のことを学びました。100年以上昔のことでさえまだ充分な検証がなされていないことへの驚きと、「知らないのは学ばない自分の責任」との思いから、さらに調べて感じたことをブログに書かせていただきました。







それと比べて30数年前にアメリカのアラバマで行われた冤罪裁判は、無実の罪に問われた黒人の死刑囚ジョニー・D(ジェイミー・フォックス)を、北部から来たハーバード大卒の新人弁護士ブライアン(マイケル・B・ジョーダン)が冤罪裁判を起こすことで救おうとするストーリー。邦題は『黒い司法〜0%からの奇跡』となっていますが、原題は『Just Mercy』で、その意味には「情けをかけて許す」という意味もありますがもう一つには「公正な慈悲」とあり、今作はそのストーリーを見るとどちらの意味も含んでいると思われます。




【この作品のあらすじは】



黒人への差別が根強い 1980年代アラバマ州


犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士ブライアンは無罪を勝ち取るべく立ち上がる


しかし、仕組まれた証言、白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫など、数々の差別と不正がブライアンの前に立ちはだかる


果たしてブライアンは、最後の希望となり、彼らを救うことができるのか―!?







ロッキーシリーズを受けた『クリード』や今も上映中な『ブラックパンサー』シリーズなど、アクションはもちろん1級な若手のマイケル・B・ジョーダンと、『コラテラル』『RAY』『路上のソリスト』や『スパイダーマン』と幅広く演技力を発揮してきたジェイミー・フォックスが、実話を元にして演じた今作は、黒人差別だけじゃなく貧富や戦争、そしてそれらからの人間の生きる尊厳についても問いかけるストーリーです。




【この作品の感想は】

貧乏だけど真面目に木こりをして家族を養っていたウォルター・マクミリアン(通称ジョニー・D)は、仕事の帰りに不当に逮捕されたまま死刑判決を受けて、そのまま死刑執行の日まで懲役されることになっています。ハーバード大学のロースクールを優秀な成績で卒業し、高待遇の弁護士事務所からのオファーも多く受けていたブライアンは、それらよりも南部で人権擁護の活動をしようとアラバマで弁護士事務所を開いて、ウォルターの事件が冤罪ではないかと動き始めます。



警察による違法捜査と司法取引による偽証や、尋問の誘導などによって捻じ曲げられた判決で充分に冤罪としてウォルターの無実を勝ち取れると踏んで、刑務所に彼を訪ねたブライアンですがジョニーはそっけない態度で取り合おうとしません。それは同じ黒人同士ではあっても北部のエリートのブライアンと、南部で虐げられ続けてきたウォルターには大きな立場の差があり、どうせ助けてくれないと諦めていたからでした。







ウォルターが収容されている死刑囚房にはベトナム戦争で受けたPTSDにより誤って子供を死なせてしまった男も収容されていて、その執行に立ち会ったブライアンは死刑という現実をさらに深く受け止めて、必ずウォルターを家族の元へ返さなければと思いを強くし、次第にウォルターも彼のことを信じ始めます。



しかし事件の調査を進めようとしても周囲からはなかなか助けは得られないばかりか、地元警察からの嫌がらせや脅迫、そして接見する前にもボディーチェックとして服を全部脱ぐように命じられるなど、とにかくアメリカ南部で黒人が置かれる立場が身に染みるばかりで、見ているこちらも嫌悪感以外感じません。




次第にウォルターの家族の信頼も得ていくブライアン



でも偽証していた白人の懲役囚だって白人世界の中では貧困に苦しんでいて、その末に見たこともないブライアンの犯罪を見たと偽証したことで身の安全を保証されただけ。そんな彼の心を動かしてついに再審請求を認められても、裁判所に駆けつけたウォルターの家族さえ中に入れようとしない裁判所は果たして公正なのか?ブライアンの機転で入れはしたものの、席に座る白人たちの周りに立ち尽くすウォルターの家族や仲間たちの前で、果たしてウォルターは無罪判決を勝ち取れるのか?



この作品を観て思ったのはこれは黒人だけに限られた差別ではなく、持つものと持たざるものの差別でもあり、誰もが心の中にある優越感や劣等感を許すべきではないとする正義の戦いであるということ。そんな意識を持ってしまうことは誰にでもあり得ることで、気をつけていないと差別する側に飲み込まれてしまう。きっとイジメとかパワハラだってその一部で、誰にとっても「対岸の火事」ではないってこと。







最後の見送りで鉄格子を食器で叩く仲間たちのエールには、信じていてくれる人がいない人生なんて何の価値もないって、そんなことを感じて涙ボロボロ。


そしてやっぱり真実を求める心には決して嘘をついてはいけないこと、そして現実に目を向けることはやめてはいけないと改めて感じました。





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