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》一般のお墓と樹木葬の違いってなんですか?

2023.08.23

数年前から目にすることが多くなってきた樹木葬ですが、一般的な墓石との具体的な違いを知ることで、それぞれ選択する際の参考にしていただきたいブログです。



最近一般的な墓地の新設なんてほとんどない代わりに、これまで一般の墓地だったところを改装して「樹木葬」として新たに販売されるケースを多く見るようになりました。それ以前には永代供養塔などの合祀墓(ごうしぼ)やマンション型の納骨堂などが多く作られましたが、その前には散骨などが話題になったこともあり、そんな流れを見るとどうも一時の流行りで志向が変わっていってるようにも思えてしまいます。



一般的な墓石を使用した弔いや寺院さまにお骨を預けて供養していただく「永代供養」は昔からありますが、その後に出てきた「散骨」やマンション型やロッカー型の「納骨堂」、そして最近増えている「樹木葬」など現代にはさまざまな形でのお骨の管理方法がありますね。そんな風に様々な形があるというのは、それぞれのお家の事情や関係性に合わせた選択をする間口の広さとしては、とても良いことだと思います。でもそれぞれの特徴や違いをしっかり知らずに選ぶと、弔いというのはとても長い時間の付き合いになることなので、「こんなつもりじゃ無かった!」なんて事にもなりかねないという心配があります。




【現在ある弔いの色々な形の違い】

まずは一般のお墓と樹木葬は個別にプライベートの空間があるという点が共通していて、それぞれのご家族で個別に守っていくことが出来ます。そんな中での違いとしては個別スペースの広さがあって、それイコール収容人数の違いにも繋がったりします。当然ながら一般のお墓は収容したお骨が土に還っていく事によって、代々続く限りずっと使っていける永続性がメリット。それに対して樹木葬はそれぞれの規模が小さくて初めのコストが安い代わりに、ほとんどの場合で収容人数に制限があるという点はデメリットにもなります。



そんな二つのタイプに対して、永代供養や納骨堂でも合祀するタイプのものはまったく見ず知らずの人が同じところに入ってしまうので、どちらかというと責任感なくお任せしてしまえるのはメリット。それにまとめて管理している宗教法人が続く限りは永続していくんだろうという安心感はありますが、それは逆に北海道の納骨堂が宗教法人の破産によって競売に掛けられてしまったというニュースがあったように、収入を見込んでの施設としての心配は残ります。そして宗教法人の代表者が変わってしまうと経営方針が変わってしまうというのも、不確定要素に繋がります。




樹木葬は庭園風に木や花が整備されているものが多くオシャレな感じ




樹木葬の一番のメリットは永代供養があらかじめ付いていることで、跡をみる家族がないというお宅でも安心して申し込める点があります。そもそも収容人数は少なくて良いというご家族が申し込むのであれば規模の小ささもかえってメリットになり得るし、掃除などの手間も減らせるというのもメリット。そして庭園風に花や木が飾られているのがお洒落なのも人気の元だと思いますが、継続的な管理料が掛からないぶん売り出し当初の綺麗さが続くのかが不確定要素。実際に手入れが行き渡らず、枯れてしまっているのも見掛けます。



それに比べると一般のお墓は初めに準備するのにある程度のコストが掛かることと、そのお墓を管理するのにも手間が掛かれば、毎年管理料という継続コストが掛かる点もデメリット。そして墓石は建ててしまえばずっと使えるという永続性がある代わりに、何十年単位でいえばメンテナンスのコストが掛かるのもデメリット。その代わりに樹木葬や納骨堂のように他人任せな部分がなく、墓地埋葬法という法律でも守られているので、勝手に倒産して無くなってしまうような心配がないのはメリットです。




なによりお墓の一番のメリットは、子供たちにお墓参りをさせてあげられること!




でも何より一般的なお墓の一番のメリットは、家族みんなで楽しくお墓参りができること。


皆んなで一緒に草取りしてお墓に水掛けながら磨いて、お供えしたら清めの水掛けながら笑い合って子どもたちが手を合わせる。それによって先祖と子孫の間を繋ぐことができるのは、一般の墓石にしかないメリットです。例えば納骨堂では掃除する手間が要らない代わりに、手を掛けることで感じる「自分たちが守っているんだ」という実感が少ないし、樹木葬ではすぐ隣が隣接しているのでジャブジャブ水を掛けたりすることも出来ません。



樹木葬や納骨堂は「手が掛からない」というメリットがある代わりに、「手を掛けられず自分たちのもの」という実感が沸かないという点でデメリットにもなってしまいます。ですから跡継ぎの心配はないけど、「なんとなく子どもたちに手間を掛けさせたくない」というだけで樹木葬を選ぶ場合は、その反面も同じように付いてきてしまうという点は意識して選んでいただきたいところです。





【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい

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現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね



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