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おざわやの代表のブログです

仕事を伝えるということの楽しさと難しさは

2019.02.13

昨日の疲れを腰のハリから感じる水曜日、昨日のゴルフコンペでは大波賞をいただきました。大波賞って言うのはゴルフの前半の9ホールのスコアが多くて後半の9ホールのスコアが良い場合、どれだけ良くなったかの差を競う賞。コレを取ったからってトータルスコアが良いわけでも無い、つまりオマケ的な賞です。

まあなんにしても貰える賞は嬉しいもんです。

 

きっと後半のプレイでも疲れることなくスコアを上げていけたのは、前日に滋味タップリ思い入れ満点のおニクをいただいたからじゃないかって思います。

 

 

 

 顔見知りから買うおニク

今回おニクを買わせていただいたのは兵庫県の但馬(たじま)地区で主に繁殖農家をされている田中畜産さん(以降タナチクさん)。 少し前からツイッターで繋がらせていただいているご主人の田中一馬さんがご家族で経営されていて、純国産種の黒毛和牛の小牛を松阪牛や神戸牛の生産農家に卸されています。つまり日本国中のブランド和牛の故郷で牛を育てている、自称「牛飼い」の一馬さん。その日々の様子はいつもツイッターで拝見していました。

 

 

 

         


それは牛と向かい合う毎日であったり、牛飼いとしての考えであったり、時には家族との時間などとにかく毎日沢山の投稿を楽しく読ませてもらっていました。

そんなタナチクさんでは子供を産ませた母牛がその役目を終えたあと、広大な牧草地で安らかに放牧させてから「放牧敬産牛」の肉として販売もされています。もちろんそんなに頻繁というわけではなく店頭ネット販売のみです。そう聞くと大変そうだと思いませんか?でも実際は始めのツイッター投稿にもあるように、午後8時の販売開始とともにSOLDOUTの表示がどんどん増えていって、開始30分ほどで牛2頭分のネット販売終了。僕も狙っていたものの欲しかった部位は手に入らず、それでも何とか確保したおニクたちでした。

 

 

 

 

 

手書きのメッセージも付いていて嬉しい

 

 

 

顔見知り?のニクを食べたのは初めての体験

こんかい販売されていたのは「てるこ3」と「ゆきひめ6」と名付けられた母牛たち。その顔や姿もボクはツイッター上で見ています。つまり肉になる牛を育てた人を知っているだけではなく、その牛の顔も名前も知っているおニクを食べたわけです。こんな体験ありませんよね。

黒毛和牛といっても食肉にするために育てた牛とは違って、何頭もの小牛を産み育てた母牛のおニクは赤みの旨味はたっぷりだけれど、油が滴りナイフが要らないほど柔らかいワケでもない。そんなおニクが販売開始から30分で売り切れたのは、一馬さんの日々の投稿から一馬さんがどれほど牛飼いという仕事が好きか、牛との生活を楽しんでいるのか見ていたからだと思います。

 

 

 

 

自分の仕事を伝えるということ

これはボクも日々悩むところですが、自分の仕事は好きだけどそれを100人に伝えてどれだけの人が楽しそうだなーって思ってくれて、どれだけの人が「ただの売り込み」や「全然面白くないし、墓の事で笑えるか!」って思うんだろうと考えると、投稿しようと打ち込んだ文字を消してしまうことも少なくないです。でも一馬さんは楽しいことも苦しいことも難しいことも、全部包み隠さず伝えています。だからこそそれに応えられる人しか集まらないのかもしれませんが、相当の覚悟や信念や目標がなければ出来ませんよね。

果たして自分にそれがあるのか?あのおニクを食べてから自問自答しています。

 

一馬さんがツイートしていた素敵な投稿を最後にご紹介したいと思います。

一馬さん、てるこ3、ゆきひめ6、ご馳走さまでした!