おざわやの代表のブログです
2019.05.08
いつの間にか立夏を越えて既に初夏。今日も朝から雲一つない青空が気持ち良い名古屋です。今日の事務所のBGMはそんな気持ちを更に上げてくれるアル・ジャロウにしてみましたが、どこかドライブに出かけたくなっちゃいますね。
こんにちは、おざわや店主の小澤敦司です。
今朝も雲ひとつない快晴の名古屋からおはようございます。
庭の松が伸び放題でヤバいです!選定とか全然してないんですが、この春に伸びる芽だけは摘まないとドンドン伸びちゃう。でも今度の日曜も予定あるし、いつやるか?問題です。
さ、後ろ髪引かれながらまずはお仕事いってきます。ご機嫌よう! pic.twitter.com/5EiXXjJFFa— おざわあつし お墓まいりの楽しさを伝える石屋さん (@stone_ozawaya) May 7, 2019
今は無きオヤジが植えた門被りの松、選定も儘ならないんですがせめてこれ以上大きくならないように、この時期に出る芽を摘むのは一仕事。松葉にチクチクと刺されながら手で摘むには半日掛かりなんですが、19日まではその時間が取れそうにないんですよね。その間にもどんどん伸びてしまうし、梅雨入り前に事務所のオーガスタの植え替えもしなくてはね。
2009年の映画、「The Soloist(邦題は路上のソリスト)」をAmazonPrimeで観ました。
この映画は公開されていた当時は全く覚えていないのですが、たまたまオススメ映画として出てきて、出演者に目をやるとロバート・ダウニーJrとジェイミー・フォックス主演だし、物語はLAタイムスに掲載されたコラムを基にしたノンフィクションだということで益々観たくなりました。ロバートといえば現在公開中のアベンジャーズでのトニースターク役のいけ好かない演技が印象的ですが(今回は文句無しに格好良かった)、この作品では新聞記者スティーブ役。ちょうどアイアンマンシリーズが始まった時期と重なっていますが、ちょっとドジなところがなんとなく似ているかも?そしてジェイミーは路上でバイオリンを弾いているホームレスのナサニエル役。これまでの「コラテラル」「Ray(レイ)」「ドリームガールズ」も含めて、全く違う役どころを演じきる好きな役者の1人です。
この物語はLAタイムスにコラムを書いているスティーブがたまたま路上でバイオリンを弾いているホームレスのを見かけ、その音の奥に「神聖性」のようなものを感じて彼を取材し、ウォルトディズニーホールで演奏したいという彼の夢を叶えて助けようとする話です。ナサニエルは元々有名なジュリアード音楽院に通っていたほどの才能の持ち主。それが突然統合障害を発症したことから、学校や現実から逃げるように退学して以来、ホームレスのまま暮らしていました。そんな彼と出会い取材するうちに彼の夢を叶えて彼を「救おう」とするスティーブも、心に傷を抱えていました。別れた妻は会社の上司として顔を合わせるし、たまには飲んだり愚痴をこぼす仲ですが元には戻れない。そんな中でナサニエルの才能を勿体無く思い、そんなところで生活しているべき人間ではないと救い出すべく奔走します。でもここぞという時になると逃げ出すナサニエルに苛立ったり拒絶されたり。それは何故かといえば、ナサニエルに見えている世界は「スティーブの見たい世界」ではなかったということに段々気付いていきます。
人って誰かに何かをしてあげたい気になることがあります。それはもちろん優しさや愛ではあるのだけれど、相手にとっては要らない御世話だったりもします。ただ隣に寄り添ってくれる友人で居て欲しかっただけなのに、「してあげる」では上下の関係になってしまいますよね。作品の中で直接には語られませんでしたが、LA大地震で1人息子を亡くされたことからうまく行かなくなった奥さんとの仲もそうではなかったのかな、と。ラストシーンでずっと不仲だったお姉さんも含めて4人並んでコンサートを聴くナサニエル。その時ベートーベンの調べにうっとりとする顔は、子供の頃からの心の闇が消えていくような恍惚の表情に感じました。
いやー最近多いですが、やっぱりノンフィクションの映画は色々な背景や登場人物の想いを感じて胸に沁みますねー。次はエルトンジョンの映画がやるそうなので、そちらも楽しみです。
では今日のブログはこんなトコで!