おざわやの代表のブログです
2019.02.09
やっぱりやってくれました!デイミアン・チャゼルとライアン・ゴズリングのコンビが、人類で始めて月に足跡を残したニール・アームストロングの偉業を描いた映画『ファースト・マン』。この二人が絡むなら普通に「いやっほー、月に着いたぜ!やったぜー!」的な映画にはならないはずと思って観にいきましたが、見事なほどに予想通り、いや予想以上の人間ドラマを描いてくれました。
まずは圧倒的な臨場感と美しい映像を感じられる、この映画の予告動画をどうぞ。
From Academy Award-winning director Damien Chazelle, #FirstMan starring @RyanGosling is coming soon to theaters and IMAX. Watch the trailer now. pic.twitter.com/B7p0YlPLkK
— First Man (@FirstManMovie) June 12, 2018
なぜこの映画をそこまで楽しみにしていたかと言えば、やっぱりこの監督のデイミアン・チャゼルです。 初めて彼の作品を見たのは『セッション』で、そこに描かれていたのは天才ドラマーの演奏にかけるすさまじいまでの熱狂と狂気。でも作品には惹き込まれましたが、監督のことは全く知りませんでした。続いて観たのはご存知、『ラ・ラ・ランド』。ただのミュージカルではない、とてもとても美しい映画でした。そのあとで両作品が同じ監督の作品だと知ってビックリ!全く違うジャンルで全く違う味付けの2作品をここまでに仕上げた監督が、この2作品しか監督していないというのにも更にビックリ!そんな監督が再びライアン・ゴズリングを主演に選んでこの作品を作ると聞いてから、ずっと楽しみにしていたんです。
で、見終わった直後のツイート。
アポロ計画の宇宙飛行士たちは、スーパーマンでもアイアンマンでもアルマゲドンでもない。ザッツリアリティ。それを支える家族だってそう。観てて胸が苦しくなってきた。
最近思っているのは、映画って観ればみるほど一回では消化できないくらい情報量が多いって事。そりゃヒトの人生描くんだからね。— おざわあつし サイコーなお墓まいりを伝える石屋さん (@stone_ozawaya) February 8, 2019
とにかくこの作品でキーになるのは「音」と「視線」ではないかと思いました。
圧倒的な静寂からの微かな音やアクションシーンの爆音、それから役者たちの視線や見ている自分の視線などから、まるで自分がそこにいるかのような緊張感と臨場感をもたらしてくれます。そして何よりニールの本当の姿をそこに描いているような気がしました。
前の2作品とはまた全く違う描き方で、素晴らしい映画でした。
最後にツイートしたコメントがこちら。
「宇宙空間ではアポロ13やゼログラビティを、家族のシーンでは何故か東京物語を思い出しました。」
ぜひ劇場でご覧ください。