おざわやの代表のブログです
2019.09.08
昨日はお仕事させてもらったお客さまでもあり昔からの友人親子とゴルフを朝から18ホールをスループレイしてきました。スループレイというのは途中で食事休憩を入れずに、一気に18ホールを回りきるスタイルのことを言いますが、早朝から始めれば午前中で終わるので午後を有意義に使えます。かえってご飯食べると途中で流れが変わっちゃうから、ゴルフの試合では昼休憩はほとんどないみたいですし。
18ホール終わってからお昼ご飯を一緒に食べて帰り、お店の定時まで仕事して、その後再び逢ってお疲れさんの食事へ。
いつもこの友人には負けてばかりだし何ならスイングにアドバイスも貰うくらいなんですが、昨日は前半負けたものの後半盛り返してトータルスコアでも勝たせてもらえました。とはいえプライドくらいしか掛けてないし、ただ嬉しいってだけなんですけどね。でもそのぐらいの方が後腐れもしないし、気持ち良いように思います。
ただ気持ちよく飲み過ぎたので朝は辛かった!笑
今日は午後から新しく建てさせていただいたお墓の開眼式をお手伝いさせていただきました。開眼式というのは、新しく建てたお墓は何もしなければただの石というだけの事で、和尚さまに「精入れ」という魂を吹き込む儀式を行っていただくことで「お墓」として機能するようになります。
大体こんな感じでいつも飾り付けさせていただきます。花や線香とロウソク、塩・米・酒と共に「海山里のもの」と言われるお供え物を用意して、さお石にはサラシを巻いておき、和尚さまのお経に合わせて除幕します。今日も無事に式を執り行なうことが出来、無事引渡しが完了しました。
和尚さまが帰られたあと、飾り付けを横によけて「お水を掛けてあげてください」と声を掛けるとかなりの確立で「お水って頭から掛けて良いんですか?」と聞き返されることが多い。これには石が傷まないか?という心配もあるかもしれませんが、良く聞くのは「ご先祖の頭から水なんて掛けていいのか?」という心配のようです。
そんなご心配には及ばないということを石屋目線でお話しさせていただきます。
どうも昔からお墓の石を偶像崇拝のように考える方が多いようですが、そもそもお墓は「ここに先祖が埋まってるぞ」という標(しるし)から始まっています。その頃は土葬だった弔いのカタチが、やがて火葬が主流になったことから沢山のご先祖のお骨を納めることが可能になり、「器(うつわ)」としての役目も兼ねるようになりました。考えようによっては先祖たちの「家」といってもいいかもしれませんね。
お墓を掃除するという行為には標(しるし)や器(うつわ)としてのお墓を清潔に保って、先祖たちが土に還るまで大切に守ってもらうように清めるという意味があります。墓地の雑草を抜きお墓のホコリを掃って洗い流し、最後にてっぺんから冷たい清水を掛けることでお墓を清めているんです。神さまや仏さまの前で大切な仕事をされる方は身を清めるとして「禊ぎ(みそぎ)」や「滝行(たきぎょう)」などしますよね。そこまでいかなくとも皆さんが神社に行くと必ず冷たい清水で手を洗いますよね。それと同じことなので、冷たい水を掛けると失礼だ!なんていうのは全く当てはまらないのです。
それでいうと夏だから気持ちいいでしょ、とか冬なのに冷たくてゴメン!というのもちょっと違いますよね。どうも日本人は文化的にあらゆるものを擬人化したくなるようですが、お墓で一番大事なのは「先祖のお骨」であり、そのDNAが溶け込んだ「土」だということをアタマの隅に憶えておいて、お墓まいりをしていただくと気持ちの入り方が変わるかもしれませんね。
明日の朝、ほんとに朝早いですが笑、朝7時より名古屋駅前で行われる「朝活ネットワーク名古屋」において登壇させていただきます。「知れば知るほどおもしろいお墓の話」として名古屋市内の霊園の歴史やおもしろいお墓の紹介、そしてお墓の歴史とお墓まいりのコツなども含めて楽しくお話しさせていただきます。(フェイスブックイベントページ)https://www.facebook.com/events/350636209148227/
テーマの通り楽しく面白いけれど学び深い内容を話させていただくので、よろしければ遊びに来てくださいね。