》日本文化はどこに向かうのでしょうか？

昨年郵便の料金体系が見直され、人材不足や人件費の高騰などから値上げされた影響で激減してしまった年賀状に思う、今後の文化や挨拶儀礼について思うことをブログに

昨年10月から郵便料金が見直され、葉書を始めとする郵便物の配達料金が値上げされました。それぞれが一気に３割ほど上げられた料金によって年末に近づくに連れて「SDGsの観点から新年のご挨拶を控えさせて…」という年賀辞退の葉書が届くようになり、我が社においても関連業社への年賀ハガキについては経費削減のため、今回を最後にすると一文を載せたものを発送しました。

でもそれ以外のお客さま向けや、個人としてのお年賀はそのまま継続するつもりで都合100枚ほど発送しましたが、それだけでも2000円以上の値上げだし、その前に発送を済ませた「おざわや通信」については封書での発送なので、３割というのは本当に痛い値上げ幅です。

そうして迎えたお正月。「多少減るだろうなあ」とは思っていましたが…

あまりの激減ぶりにビックリ！

実際に元旦に届いた年賀状は感覚的には半分以下で、その激減ぶりには驚いてしまいました。

確かにこれまでも形式だけのやり取りという面があることは否めませんでしたが、それでも年賀状ぐらいでしか互いの安否を確認出来ていない知人だっているし、なんなら家族葬中心になってしまった現代ではそれさえも貴重な気がします。

僕らが小学生の頃はいかに趣向を凝らした年賀状を送るかが楽しみだったほどでしたが、現代はすっかりLINEやSNSが中心に変わってしまったようで、なんだか寂しい気がします。今後もやり取りの続いている方だけは続けようと思っていますが、これほど激減してしまっても今後の郵政事業は大丈夫なの？とさえ思ってしまいます。

維持するための値上げで逆に首が締まってしまわないんだろうか？

この激減ぶりは経営者目線でいえば死活問題だし、それほどまでに日本の経済は冷え込んでいるという証拠にも思えます。経済格差も含めて、民間レベルで日本の文化的な行事がどんどん縮小されていることには、さらに危機感しか感じませんね。

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