》ますます混沌とする時代に大切なのは自分なりの哲学

アメリカ大統領にトランプ氏が返り咲き、今後ますます混沌とした世界になっていくように思われます。そんな時にはそれぞれ自分の大切にしたいものをしっかりと心に持つ「哲学」ではないか、というブログです。

4年に一度のアメリカ大統領選挙が終わり、トランプ元大統領が返り咲きを決めました。

遠く日本から見ていると（何らか情報操作はあるかも知れませんが）、前回大統領選挙後の騒乱で刑事告訴を受けた人が再び大統領選に出るということ自体が異常なことのように思えてしまいますが、諸々の司法手続きを経ての当選でしょうし、何の問題もないということなのでしょう。

もちろんハリス元副大統領が受かったらすべてが良くなる訳じゃないし、それ以外の選択肢がなかったということもあるかも知れませんが、ロシア・中国・イスラエルをはじめとして世界中の指導者たちがどんどん自国主義に傾いていることを考えると、この先の情勢には薄ら寒いものを感じてしまいます。

勝利宣言を行ったトランプ氏（写真：UPI／アフロ）（J-CASTニュース）

でも考えてみれば我々が期待していたのは世界情勢を安定化させるアメリカであり、アメリカ国民が望むのは自国経済の安定や自ら生活する上での安心。それからすれば現在バイデン政権でも政界情勢が安定しないのであれば、”まずは自国から”と考えるのも仕方のないことかも知れません。

対する日本だって先の衆院議員選挙では圧倒的だった与党が単独過半数を取れなくなって、野党との連携によって議会運営を回さなければならなくなりました。これについては民主主義なら数多くの意見を取り入れるのは当たり前なので、例え政策決定に時間が掛かっても話し合うべきは議論すべき。より良い方向に進むと思いたいです。

日本でも映画『ウィンストン・チャーチル』の様な熱い国会議論が見てみたい！

【混沌とした時代に大切なのは、それぞれの哲学を認め合うこと】

哲学なんて言うと難しげですが、要するに自分なりの生き方に対する考えを持つということ。

言ってみれば宗教だって哲学だし、日課とか信条としていることがあればそれも哲学です。そんな風に自分の哲学を持つというと小難しい話ばかりで、議論というよりもケンカのような言い争いになってしまいそうですが、お互いの考えを認め合うことが何より大切。

自分とは違う相手の考えを「そういう見方もあるんだね」と認めつつ、自分の考えとの違いを互いに考えてみる。そうして違う角度からみることでより良い考え方を得ることも出来るし、全体の総意の方向性としてもより良い方向へ向かうんじゃないでしょうか？

酒場では政治と宗教の話はするな、なんて言われますが。

しっかりと自分の考えを持ち、相手の考えを認めて受け入れる度量を育てることが、政治や議論の礎となります。それには多くの情報や歴史を知ることが大事になってきますが、この情報化社会ならば知る機会はAIなど使えばいくらでも得ることは出来ます。

ただ得た知識をそのまま自分の中だけに留めず、色々な考えの人たちと話し合うことで一人一人がより良い哲学に育て上げることも、引いては国の行く末を左右するかも知れない。そんな風に思います。

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