おざわやの代表のブログです
2024.08.17
お盆前に工事に取り掛かったのは、とても立派なお墓の撤去作業でした。
こちらは寺院さまからご紹介を受けた案件で、残念ながら承継するのが難しくなってしまったとのことで将来の負担を鑑み、泣く泣く撤去することを決めたお施主さま。敷地も広くて大きなお墓も建っていたため見積もり額も相当のものになっていましたが、そのまま親族や寺院さまに迷惑を押し付ける訳にはいかないと決心していただきました。
こうしたお墓じまいの見積もりの場合、必ず見積もりに注釈をつけさせていただくのは《地下埋蔵物が出た場合は別途申し受けます》という条件。それは以前同じように大きなお墓を撤去してみたところ、石垣を組まれた外柵の内側に《こっ端(こっぱ)》と呼ばれる石製品を作った際の端材が一杯に入れられていて、撤去費用が倍くらい掛かってしまった事があったからです。
でも今回はその時以上に驚いてしまう埋蔵物が出てくるなんて思いもしませんでした。
お墓の下に埋まっていたのは別人のお墓の石垣…
お墓を解体して外柵の内側の土を掘っているとシャベルがなかなか入らないので、恐る恐る調べてみると出てきたのは古い石垣。現在のお墓より二回りほど小さい敷地を囲うものだったので、「同じお墓を改修した時に昔のものを埋め残したのかな?」なんて思っていました。
しかしお施主さまに聞いてみると、数十年前に大きな敷地の外柵ごと墓地をセットで購入されたそうで、どうやら寺院さまからその辺り一帯を買い取った業者が作ったものだったよう。お施主さまとしては「こんなものが埋まっているなんて知らなかった」とはいえ余分に掛かった費用はあるわけで、でもそれがどこの業者かはっきりした証拠も無い上に「ことを荒立てたくはない」とのご希望もありました。
結局その費用は寺院さまと関わった弊店も併せて、三者で按分するということでご納得いただきました。
埋蔵物も全部掘り出して整地した跡地
弊店としてもモヤモヤする部分はありましたが、考えてみれば本件のお施主さまにとっても、あのまま知らずにご先祖を安置し続けていたかも知れないことを思えば「この方が良かった部分もあるかな?」と納得。ただお施主さまご一家にとってはどういった思いなのか量りかねますが、こういった事態を招いた当時の石材店のいい加減さには憤りしか感じません。
これからお墓じまいをお考えの場合、様々なケースもあり得ることを知った上でご検討いただきたく、あえてご紹介させていただきました。
・お墓を新しく建てたい方や、もっと使い易いお墓を建て替えたい
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし、洗いにくい
・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところが気になっている
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
・跡継ぎのないお墓をリフォームで続けて使えるようにしたい
などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。
ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!