おざわやの代表のブログです
2024.08.12
お花は通常、シキミや赤や黄色などの五色を配した色花を供えますが、特にここ中部地方ではそれに加えて「鬼灯(ほおずき)」です。
この鬼灯は以前のブログ「》鬼灯(ほおずき)から感じるこの世とあの世の境とは?」でも書きましたが、あの世から帰ってくるご先祖を先導する行列が歩く道を照らす提灯になぞらえたもので、先祖が帰る道を間違わないように供えるもの。子供の頃から当たり前に見ているので日本全国どこでも変わらないものだとばかり思っていましたが、どうやら中部地方のみの風習のようですね。
その次はロウソクですが、ロウソクに火を灯すのは我々の住むこの暗い世界を明るく照らすためです。こんなに暑くて太陽ギラギラで、お天気良くたってこの世は仏さまやご先祖の魂の住む浄土に比べたら、暗く沈んでいるような世界なんです。それをお釈迦さまが遺してくださった教えやお経から伝えられているよう、「仏法の灯火で照らしていきます」という仏教の誓いに基づくものです。
ただしお参りが終わったら蝋燭は抜いて帰る事も忘れずに!
色花と一緒に供える鬼灯はご先祖の魂を導いてくれる提灯の代わり
次に線香ですが、通常売られている線香が太い束になっているのは折れないためであって、そのままで焚くためではありません。できれば少し高級な香りの良いお線香を用意して3本とか5本焚いた方が香りも良く、火が着きやすいからストレスを感じる事もありません。そしてさらに燃え残ってしまう灰も少ないので良い事づくめで、束のまま一生懸命火をつけようと頑張る努力に意味はありません。
そもそもこうして線香を焚くのは仏さまがこの香りが好きで、我々の住むこの世は仏様にとってはたまらなく臭いから。線香に着いた火は吹き消しちゃダメ!って言われるのは、仏さまからすると我々の息なんて野獣と変わらないくらい耐えられない匂いなんです。
そしてもう1つお供えするのは水です。
お墓には水受けが殆ど備えつけられていますが、ここにお水を供えることを知らない方が意外に多いと思います。仏様がこの世で口にするのは清浄な水だけ。だからお掃除の時には水受けも綺麗に洗っておいてくださいね。
家紋などが彫ってある小物の上の凹みが水を供えるところです
この水受けの凹みにはどうしてもゴミや汚れが溜まりやすいので、初めの掃除の時に綺麗に洗い流してください。そしてお供えの最後には改めて綺麗な水を汲んできて、ここにお供えするとお墓参りの準備完了です。果物やお菓子などは仏壇で供えれば十分ですが、もしご自宅に仏壇がない場合はお墓に供えていただいても構いませんが、お参りが終わったあとはちゃんと持ち帰ってくださいね。
明日のブログでは、いよいよお墓に手を合わせるお参りの部分を説明してみたいと思います。
・お墓を新しく建てたい方や、もっと使い易いお墓を建て替えたい
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし、洗いにくい
・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところが気になっている
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
・跡継ぎのないお墓をリフォームで続けて使えるようにしたい
などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。
ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!