おざわやの代表のブログです
2025.03.22
2017年に公開された『カメラを止めるな!』は、約300万円(!)ほどという極低予算ながら30億以上の興行収入となった、自主製作映画の資金石となりました。その後2022年に公開された『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』は公開していないものの、とある事務所の一室のみでの撮影ということで低予算なのは間違いなく、その後Netflixで配信されたこともあり話題作となりました。
その点でいうと今作は助成金なども活用しての予算が2600万円と多めにも見えますが、監督の愛車NSXを売った500万円も含まれているそうだし、実際10人ほどの製作スタッフだけで作られているそう。そして何より脚本を気に入った東映京都撮影所が、初めて自主製作映画に全面協力したとの事で、出来上がったのは時代劇好きたちの想いがパンパンに籠った作品となったようです。
時は幕末、京の夜。
会津藩士高坂新左衛門は同僚の村田と共に暗闇に身を潜めていた。
「長州藩士を討て」と家老じきじきの密命である。
名乗り合い両者が刃を交えた刹那、落雷が轟いた。
やがて眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。
新左衛門は行く先々で騒ぎを起こしながら、
守ろうとした江戸幕府がとうの昔に滅んだと知り愕然となる。
正直この作品を見てみるまではこれまでにもよくあったような、タイムスリップしてしまった世界で後の世を変えようとするか、それともどうやって元の世界に帰るか?と悪戦苦闘するようなストーリーだと勝手に思い込んでいました。でも『カメ止め』と同じく、たった1館での上映から全国に広がっていったというこの話題作は、まったく想像とは違うもの。
江戸時代の京都で、会津の家老から直々に「長州藩士を討て」との密命を受けた高坂新左衛門が相手と剣を交えた瞬間に雷に打たれ、それが元で140年後の現代へ飛ばされてしまうという物語のスタート。しかも目が覚めたのは京都撮影所の時代劇のセットの中で、撮影中の時代劇のエキストラに紛れてしまうという奇想天外なストーリーながら、その後初めて見た時代劇に感動したことから、慣れない世界で切られ役として生きていくことを潔く選んでいく高坂。
時代劇スターを助太刀しようとして怒られる高坂
ちょうどこの時に高坂が見たのが、自分自身が撮影所で紛れ込んでしまった時の時代劇ドラマ『心配無用之介』。今どきないくらいベタで安っぽい人情ものの芝居なのに、最後には号泣してしまうほどのめり込んでしまう高坂の姿には、間借りしているお寺の住職夫妻がビックリしてしまうほど。
そしてなにかと高坂を気にかけ、この撮影でも助監督をしていた山本優子はこのドラマがいかに素晴らしく感動したかを高坂に熱弁されて、反対に感動してしまいます。その姿に「ああ、この作品の中心に流れるのは廃れつつある時代劇への愛があるんだ」と悟ります。
住職夫妻と助監督の優子は、純真な高坂を気にかけます
この世界で高坂が唯一腕に覚えのある剣を活かせる斬られ役として、斬られ役の師匠から殺陣の指導を受けますが、何度やっても師匠を斬ってしまいます(笑)。そんな姿から会津藩士として長州を討って江戸の世を守ったはずなのに、そんな江戸幕府でさえも滅んでしまった140年後の世界に生きることになった無念さが、コメディー仕立ての中から滲みます。
やがてその真に迫った働きぶりを見込んで、かつての時代劇スターの風見恭一郎から時代劇大作での敵役として抜擢される高坂でしたが、実はその時代劇スターの正体は高坂と同じく江戸時代から現代へ飛ばされた長州藩士の山形彦九郎で、高坂よりも先にこの時代に来ていたという設定。
かつての敵藩士からのオファーに戸惑い一度は断る高坂
そしてこんな豊かな時代を作ってきた武士たちの想いを現代にも繋いでいこうとする高坂は、そんな時代劇を10年前に捨てたという風見(=山形)のことを許せず、やがて二人の対決シーンにもそんな二人の想いはぶつかって行きます。
そんなシーンは殺陣を無視した勝負となった中に、時代劇の世界から逃げることになってしまった風見の想いや、その後の会津藩士たちの無念を知ってしまった高坂の憤りまでが加わり、まさに真剣での対峙というシーンが本物に思えてしまうほどの迫真の演技で目が離せないくらい。
そして監督からは『カメラは止めるなよ!』の名ゼリフも笑。
やり場のない侍としての誇りを時代劇に見出した高坂の活躍には拍手喝采!
そんな中『心配無用之介』はいかにもな時代劇スターという立ち位置がちょうど良い箸休めのようでもあるし、ちょっとだけ『暴れん坊将軍』をイジっているのも酔狂(笑)。
それにしても最近話題になった『SHOGUN』は兎も角も、作中見ているうちに何度か「意外とベタな時代劇って悪くないかも?」なんて思わせられてしまったのも事実。そしてもしあの頃の武士たちが現代を見たらどう思うのか?なんて考えてしまうのも、この脚本の素晴らしさからかも知れません。
いや、何よりホントにこれまで時代劇舐めててスイマセン、と。。。
・お墓を新しく建てたい方や、もっと使い易いお墓を建て替えたい
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などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。
ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!
とにかくまずは始めにご来店前にお電話で予約してくださいねー!