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》引退したスパイ夫婦の復活劇：『バック・イン・アクション』鑑賞記

2025.03.14

お久しぶりなキャメロン・ディアスが復活し、ジェイミー・フォックスとのスパイ夫婦役で相手にするのは、引退する理由になった二人の過去を知らない娘と過去のしがらみと。そんな事件の解決に向けてエージェントとして復活する二人のアクションコメディーが面白かった、というブログ。

お久しぶりとはいえ、まさか10年もスクリーンから離れていたとは思わなかったキャメロン・ディアス。そして彼女のスパイアクションといえば『チャーリーズエンジェル』シリーズやトム・クルーズとの共演となった『ナイト＆デイ』があり、子育てのために姿を消していたCIAのエージェント夫婦が復活するというストーリーにも繋がるような復帰作となりました。

《『バック・イン・アクション』のあらすじ》

マットとエミリーは、CIA（アメリカ中央情報局）の凄腕エージェント。

エミリーの妊娠が発覚し、任務中の墜落事故から辛くも抜け出した2人は、

死亡したと見せかけて普通の生活を送ろうと決心しました。

それから15年、平和に暮らしていた一家ですが、

とある事件をきっかけに2人の生存が世界に知られてしまいます。

忠告に訪れた元上司が射殺され、任務中に紛失した“鍵”を追うCIAに追われ、

一家はエミリーの実家があるイギリスへ向かうことに……。

懐かしの曲にノリノリになる二人にも共感！笑

お相手のマットを演ずるジェイミー・フォックスは『スパイダーマン』ではエレクトロとして敵役となる気弱な男を演じ、実話を元にした『眠りの地』では人種差別を明らかにする弁護士役など多種多様な役をこなす俳優で、元コメディアンという経歴を存分に活かした役がぴったりです。

そしてスパイアクションとはいえ、残虐なシーンは殆どなく家族で見ても楽しめると思います。

【家族を持つために姿を消した二人】

とあるミッションの遂行中に敵に襲われた二人は乗っていた飛行機ごと山中に墜落したものの難を逃れ、ちょうどエミリーが二人の子供を身ごもっていたことから、姿を消してしまいます。

それから15年後、そのあと生まれた娘アリスと長男レオとの一般人としての生活をしていた二人は、反抗期のアリスに振り回されるうちにネット上に顔出ししてしまったことから、元上司に見つかってCIAに追われることになります。

ごく普通の父親と母親として”ショボい生活”をする二人

引退する原因となったミッションで盗み出した《鍵》を探す組織からも追われ、拉致された娘たちを救い出すためにエージェントとして復活する二人が、妙にイキイキとして浮かれている様子が妙に笑えます。

そして懐かしソングにノリノリの二人を見て「キモい」とばかりに馬鹿にしていた子供たちも、目の前に立ちはだかる敵をどんどん倒していく両親には驚かされるばかり。さらには鍵を隠したエミリーの母親が住むイギリスの邸宅に向かえば、子供たちが初めて会うおばあちゃんは若い恋人と一緒に住む元MI６の伝説の敏腕エージェントのジニーという、実はサラブレッドなスパイ一家だったとは！