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》ジャズを味わい尽くしたピアニスト:映画『オスカー・ピーターソン/BLACK + WHITE』鑑賞記

2025.03.04

今年生誕百年を迎えるジャズピアニストのレジェンド、オスカー・ピーターソンのドキュメンタリー映画を観て、ドラッグやアルコールに溺れなかったジャズプレイヤーが居たんだということ。そして最後までジャズを愛し続けた、その生き様に感動したというブログ。



最近ではジャズというと「お洒落」とか「カッコいい」、または「カッコつけたいオヤジが好きそう(笑)」のようなイメージがほとんどなのではないでしょうか?



そんな中でますます「カッコいいジャズ」を印象付けたのは、漫画から人気となってアニメ映画化された『BLUE GIANT』の影響は大きかったと思うし、2004年の『スウィングガールズ』では田舎の女子高生たちと共に《ジャズの楽しみ方》を学んだような映画でした。





南博さんの書かれた自叙伝もメッチャ面白かった!




そして2023年公開で実在のジャズピアニスト南博さんの自叙伝を基にした『黒鍵と白鍵の間』で描かれていたのは、バブル当時の銀座あたりのジャズ界を巻き込んだ異常な世界観を描きつつ、アンダーグラウンドに沈みがちなジャズのイメージと現実生活のギャップを面白おかしく描いていました。



でもジャズがアメリカで生まれた元にあったのは人種差別と過酷な奴隷労働からの苦しみであり、その演奏や曲作りに苦しんでアルコールやドラッグの中毒に溺れてしまいがちな、名プレイヤーの数々。




ビル・エヴァンスもチェット・ベイカーも、人生を崩していったジャズプレイヤー




ビル・エヴァンス、チェット・ベイカー、スタン・ゲッツ、ジョン・コルトレーンなど、数多くの名プレイヤーたちがドラッグやアルコールで人生を崩していきました。



ジャズの名曲や名演奏を生む即興や没頭感、それらのインスピレーションを得るためにドラッグに走るプレーヤーが多い中で、今回のドキュメンタリー映画で初めて”ジャズに溺れず味わい尽くした”カナダ出身のピアニスト、オスカー・ピーターソンの人生を知りました。




《『オスカーピーターソン:ジャズ界の革命児』のあらすじ》



差別との闘いと“自由への讃歌”、

三度の離婚と家族愛、

病との闘いと復活――


来たる2025年に生誕100周年を迎える

鍵盤の皇帝、その波乱万丈の人生と音楽







オスカー・ピーターソン(1925年8月15日 – 2007年12月23日)は、カナダ、ケベック州モントリオール出身のジャズ・ピアニスト。スイング期の流れを汲む奏法にモダンな和声感覚を取り入れたスタイルで、ジャズ界きっての超絶技巧を誇り、ダイナミックかつ流麗な即興演奏で知られる。強靭なタッチと明快な演奏が身上。ベーゼンドルファー製のピアノを好む。 〜ウィキペディア



彼の生きた人生とその音楽への情熱を、家族をはじめとして、クインシー・ジョーンズやビリージョエル、ハービー・ハンコックなどの証言によって明らかにしていくストーリーです。




【人種差別と闘いながら、ジャズピアノに身を捧げた人生】

子供の頃に父親から習ったトランペットとピアノでジャズを知り、肺結核に罹ったことからトランペットを諦めてピアノに専念。ナット・キング・コールなどから影響を受けながら育ち、ジャズプロデューサーのノーマン・グランツに見出されたことからニューヨークに進出。



何より力強いタッチの演奏と腕が4本生えているとまで言われた超絶技巧のピアノで、レイ・ブラウン、ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルド、カウント・ベイシーやスタン・ゲッツなど数多くの著名アーティストと競演。




オスカーの太い指からは想像出来ない超絶技巧




それまではジャズクラブやライブハウスなど、小さく薄暗い場所での演奏が主だったジャズを、大きなコンサートホールなど日の当たる場所に引っ張り出したのもオスカーとノーマンの功績で、そんなライブの様子をレコーディングして音源化。《ライブ・アルバム》というスタイルが定着していくのも、彼らのおかげと言われています。



でもそんな時代はまだまだ人種差別は色濃く、酷い扱いを受けながらも演奏を続けたオスカー。そんな様子はちょうど同じ時期に活躍していたピアニスト、ドクター・ドナルド・シャーリーを描いた『グリーンブック』でも伺えます。







彼は酒やドラッグにこそ逃げませんでしたが、ジャズには練習の鬼と呼ばれるほどとことんのめり込んで、家族との関係はうまく築けず離婚歴を重ねていったのも仕方のないことかも知れません。



そんな中で生まれていったのがピアノのオスカーと2人のベーシストによる、変則なトリオ演奏の「オスカー・ピーターソン・トリオ」。個性的な編成のトリオの演奏は、それぞれオスカーとの絶妙のバランスで成り立っていて、3人が同時演奏することはほとんど無かったそうですが、終生その関係性は続いていったそうです。




2人の個性的なベースとオスカーの演奏の組み合わせが新たな試みを生み出していく




そして彼は公民権運動に曲を提供したりと、ピアノだけじゃなく差別にも向き合い続けていましたが、心臓発作を起こしてしばらく音楽活動を休止。その後の健康管理によって復帰、ソロ演奏にも力を入れていって1978年には終生寄り添うことになるケリー・ピーターソンと再婚。



4人の子供をもうけてからは家族との時間も大切にするようになり、出身のカナダでは勲章などの栄誉にも恵まれていましたが、1993年に演奏中の不調から脳卒中が判明して、命こそ助かったものの左手が不自由になってしまいます。




モントルー・ジャズ。フェスティバルでのオスカー(1977年)




それでもリハビリの後にステージに復帰すると、不自由なはずの左手を家事させない演奏を聴かせたのは、もともと「腕が4本生えている」と言われていたほどの超絶技巧があったから。初めて聴く人には不自由を感じさせなかったほどだったそうです。



逆に他の有名なジャズプレイヤーたちの中においては、あまりにも真面目で逸話がなく、その演奏以外に目立つ部分がなかったのが「ジャズマンらしからぬジャズマン」と呼ばれてしまう所以だったとか。でもそのぶんジャズとピアノ、そして家族を何より愛したオスカーの生き様が胸に沁みる映画でした。





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