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》インド映画の新境地を切り拓くか?:『響け!情熱のムリダンガム』鑑賞記

2024.11.20

インド映画としての黄金轍を踏みつつも、伝統音楽の世界を描き出して新たな切り口まで魅せた、異色のインド作品の感想をブログに。



インド映画といえばお馴染みなのはまず長時間なことと、盛り上げるシーンではとりあえず激しい音楽に乗せて集団で踊ること。さらにはそこにカーストも絡んだ恋愛や欲望のせめぎ合いなどもありますが、この作品はそんな定番も一部に踏みつつも、これまでにない新たな描き方を取り入れているのが特筆。



南インドの伝統的な打楽器のムリダンガムをモチーフにその楽器作りに一生を費やした父親とその息子。そしてムリダンガムの伝説的な演奏者の三人の人生が絡んで、南インドの伝統的なカルナータカ音楽を受け継いでいく奏者への道を描いています。




《『響け!情熱のムリダンガム』のあらすじ》


インドの伝統的な両面太鼓“ムリダンガム”職人の息子ピーターは、

映画好きの青年だった。


ある日、彼はムリダンガムの巨匠の演奏に魅了され

自身も奏者を志す。


しかしカーストや伝統音楽と映画・テレビ業界の軋轢、

伝統の継承などさまざまな問題が立ちはだかる。







ムリダンガムというのは木をくり抜いて皮が張ってある太鼓のような構造で、それを両手で叩くと片面ずつ高音と低音に分かれている伝統的な打楽器。主に神様に捧げる曲を演奏するときに使われるもので、主役のピーターの父親は伝統的なムリダンガムを製作する不可触民(カースト最下層)で、息子のピーターも含め楽器を演奏することは出来ません。


そんな越えられないカーストの壁もこの映画のテーマになっていきます。




【ムリダンガムの情熱のリズムがカーストを超えて響く】

もちろん現在のインドではカースト制度は廃止されていますが、それでもやはりカースト最下層だった不可触民は変わらず蔑まれる立場にあります。ピーターは偶然聴いたムリダンガムの巨匠アイヤルの演奏に衝撃を受けて教えを受けるためにその元へ向かいますが、カーストの違いから断られたことでカーストの差というものを思い知って、ヤケになったピーターはお酒を煽りますが、これまでのインド映画では決して描かれなかったシーン。



その後アイヤルにその才能を認められて弟子入りしますが、やがて共に学ぶ兄弟子のマニとは折り合いが合わず、さらには理不尽な扱いを受けて波紋されてしまいます。







父親の楽器作りや師匠の伝統音楽、そこにカースト制度の上下も絡んで自由にリズムを奏でられないピーターに、恋人のサラが「なぜ師匠の伝統音楽に拘るの?世界はこんなにリズムで溢れているのに」と問い掛けたことから、インド国中の色々な伝統音楽に触れるたびに出て本当の自由に気づいていくピーター。



そんなサラやアイヤルの奥さんも含め、彼らはしっかりとパートナーの声に耳を貸すあたりもこれまでのインド映画なら女性蔑視になりそうなところなのに、意識の変化を感じます。




世界はリズムで溢れている




そして最後にテレビ番組で対決するのは現代風なアレンジの相手に対して、あくまで伝統音楽に旅でインスピレーションを受けた他の民族音楽や、自然界のリズムを混ぜ合わせたオリジナルのリズムで対決するピーター。



伝統と革新、苦悩と挫折。それら全てを超越した高みへと昇華させていく姿は、これからのインドを占うように眩しいほどの成長がピーターの姿に重ね合わさっていきます。




もちろんインド映画ではお馴染みな群舞シーンも




2時間ちょっとというインド映画にしては短いくらいな上映時間ではありますが、中身はかなり濃いめなので色々と見応えはたっぷりでした。





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