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》背負った十字架の降ろし場所は:『カード・カウンター』鑑賞記

2024.10.23

『ハスラー』や『カイジ』のようにヒリ付く勝負のギャンブル映画かと思えば、イラク戦争下で捕虜を拷問していたアブグレイブ捕虜収容所の問題や、資本主義経済に対する警鐘まで描いた作品を紹介するブログ。



【カード・カウンティングとは?】

:カードを使ったギャンブルにおいて、盤上に出たカードを全て覚えることでその後のゲームの流れを推察出来る技量のことで、これによって勝ちの確率が飛躍的に高くなるため、実際にカジノでこの技術を使うプレイヤーが見つかると出入り禁止になるそうです。



『DUNE砂の惑星』では誇り高きレト公爵を、『永遠の門』ではゴッホの活動を支えたポール・ゴーギャンを演じたオスカー・アイザックが、刑務所で上官の命令により捕虜を拷問していた兵士ビルのその後、ウィリアム・テルの偽名でカード・カウンティングで生計を細々と繋ぎつつ苦悩する姿を演じています。




《『カード・カウンター』のあらすじ》



アメリカが掲げた「テロとの戦い」のもと

戦争犯罪の十字架を背負い続けるギャンブラーが、

ある出会いをきっかけに、

復讐と贖罪を賭けた人生の勝負に挑む

ミステリアス・スリラー。







『タクシー・ドライバー』以来、約50年ぶりにポール・シュレイダーとマーティン・スコセッシがタッグを組んで描き出すのは、復讐と贖罪。そしてアメリカという超大国の実情と、それでも強国であり続けようという資本主義経済の歪みでした。




【戦争犯罪という十字架を背負って】

ウィリアム(ビル)は幽霊のように存在感無く、カジノからカジノを渡り歩くポーカーギャンブラー。決して派手に勝つことはせず、少しずつ稼いでは移動し、泊まっている安ホテルの部屋の調度品には決して指紋が付かないようカバーするほど、入念に足取りを残さないような生活です。



そんなビルの姿に興味を持ったのは、ギャンブラーに投資して稼ぐブローカーのラ・リンダ。彼がカード・カウンティングを駆使しつつ、バレないよう僅かずつ勝っていることを見抜き、ラスベガスで行われるポーカーの世界大会に出場するよう持ち掛けます。孤独な彼はそんな彼女に興味を持つものの、目立ちたくないのでまったく乗り気ではありません。







あるホテルで因縁のある男ジョン・ゴードの講演に耳を傾けていると、見知らぬ青年に声を掛けられる。


彼はビルの元同僚だった父親にDVを受け続けて育った青年カークで、その生活に耐えかねて逃げ出した母親を恨みつつ、すべての元凶である当時の上官に復讐しようとビルに協力を仰ぎますが、簡単なことではないと一度は断ります。



しかし思い詰めたカークに少しでも前を向かせたいとの思いからラ・リンダの申し出を受けることにし、世界大会への挑戦にカークを雇い入れて同行させます。







カジノといえば華やかで明るい様子を思い浮かべますが、この作品の中では暗く寂しげな舞台ばかりで対戦者もごく普通の人ばかり。そんな中で唯一明るいのは、勝つたび「USA !USA!」と叫ぶ取り巻きに囲まれた最強のポーカープレイヤーのみで、他のプレイヤーたちも含めて名前はおろか素性も何も語られません。



そして肝心のポーカーの勝負の中身も特に描かれることなく、3人のやり取りや心情を描くような静かなストーリーに、これらの背後に隠された暗い事情を映し出されていきます。




【悔恨と贖罪、そして復讐の物語】

このストーリーが描き出しているのはギャンブルの勝ち負けなどではなく、そもそも勝ち負けなんてどっちでも良いってこと。ヒトとして生きていくのに大切なことを匂わせつつ、それでも復讐に狩られれば必ずその罪を贖わなければならないということを描いています。



自らもそんな過去を抱えつつ贖罪の日々を過ごすビルと、そんなビルに惹かれつつ共に歩くことを選んだラ・リンダ。そして自らの犯していない過去を引き継いでしまったことで苦しむカークの、3人の想いが交錯する旅の終着点はどこなのか?




彼が最後に切るカードは何か?




そしてビルが最後の勝負に切るカードがなんだったのか?さらにそれがもたらす事実はスクリーンに描かれません(音声のみ)が、それこそが彼の歩んできた過去への贖罪であり、つけられた決着。そこからのラストシーンでの彼らの姿に、にそこからの再生を期待してしまうのはムシが良過ぎるかもしれませんが、それでもやはり期待をもって見てしまいます。



何より最後まで勝ち続けたのは”USA男”というところに、何かのメッセージを感じずにはいられません。





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