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》92年の生涯なんてあっという間:映画『パリタクシー』鑑賞記

2024.09.12

たまたま配車された老女を乗せたタクシー運転手の二人が、その心震わせる思い出話を辿って巡るパリの街並みで、次第に心を通わせつつ大切なことに気づいていくストーリー。



皆さんはこの夏に行われたパリオリンピックの開会式はご覧になられたでしょうか?


セーヌ川を中心としたこれまでに無い演出の式では、セーヌ川にかかる沢山の橋や石畳、そして周囲の歴史ある建物やエッフェル塔などパリの美しい街がそのまま舞台となって、それをバックに走り回る演者たちが街を紹介する妖精たちのように感じられて、思わずパリに行ってみたい!と思わせられてしまいました。



この物語はそこに見た美しい街並みを巡るタクシー運転手と客として乗った老女二人が、たった半日という時間ながら心を通わせていくストーリーで、再び「やっぱりパリに行ってみたい!」とさらに強く思ってしまいました。




《『パリタクシー』のあらすじ》



パリのタクシー運転手のシャルルは、人生最大の危機を迎えていた。


金なし、休みなし、免停寸前。


このままでは最愛の家族にも会わせる顔がない。


そんな彼のもとに偶然、あるマダムをパリの反対側まで送るという依頼が舞い込む。


92歳のマダムの名はマドレーヌ。


終活に向かう彼女はシャルルにお願いをする、“ねぇ、寄り道してくれない?”。


人生を過ごしたパリの街には秘密がいっぱい。


寄り道をする度、並外れたマドレーヌの過去が明かされていく。







この作品はこれまで長きに渡って女性の権利を訴え続け、フランスでは有名なアイコンとなっている俳優兼シンガーのリーヌ・ルノーさんのために書かれたストーリーと言われていて、そのロードムービーを彼女とともにする運転手役には人気コメディアンから実力派俳優・監督となったダニー・ブーンさんという、鉄板な二人が演じている作品です。




【ヒトそれぞれの人生に訪れる物語がある】

シャルル(ダニー・ブーン)はパリ市街を流すタクシードライバー。


ベテランドライバーとして毎日休みなく年間12万キロも走り、それでも家族を養うのがやっとでヘトヘトになる毎日。免許の違反点数は取り消し寸前だし、乗ってくる客はといえばそれぞれ我儘ばかりだったり文句をつけてくる客なんて日常茶飯事。それ以外にも問題があるようで、いつも仏頂面で不機嫌に電話をかけているシャルル。



そんななか常連客?と思しき人物から電話で頼まれたのは、パリから12キロ以上離れた閑静な住宅地への送迎でしたが。「今からメーター倒していいから」と言われ渋々迎えに行きます。




ロケ地は元々パリ郊外の別荘地だったというブリ=シュル=マルヌ

© 2022 – UNE HIRONDELLE PRODUCTIONS, PATHE FILMS, ARTÉMIS PRODUCTIONS, TF1 FILMS PRODUCTION




聞いてきた住所の家は雨戸が閉められてひと気なく、呼び鈴を鳴らしても出てこない客にイラつくシャルルに「ここに居るわよ」と反対側から声を掛けたのは、これからパリの反対側にある高齢者向けの介護施設に向かうという92歳の老女マドレーヌ(リーヌ・ルノー)。



そこから「悪いけどちょっと寄り道してくれない?」とパリの名所巡りつつ、彼女が語るその思い出話からその人生を二人で辿っていくようなロードムービーの始まりです。




初めはその話さえ面倒臭がっていたシャルルの態度が変わっていく

© 2022 – UNE HIRONDELLE PRODUCTIONS, PATHE FILMS, ARTÉMIS PRODUCTIONS, TF1 FILMS PRODUCTION




彼女の話しは第二次世界大戦後の動乱に始まり、その後の人生で彼女が体験してきた真実の物語。


お気楽に老後を暮らしていると思い込んでいたシャルルは、その壮絶な人生の連続に驚きます。父親が殺されたという場所や母親との思い出に、その後に知り合った恋人との話。彼女と母親が衣装係として働いていた劇場や恋人との間に生まれた子供のこと。



そしてその後に知り合い結婚した男との暮らしなど彼女の身の上話しに夢中になっていくうち、自分の抱える問題よりも大きなものを超えてきた彼女には信号無視の違反から助けてもらったりもして、さらに敬意さえ感じ始めます。




助けて貰ったお礼にと、豪華なディナーをなけなしのお金で奢るシャルル

© 2022 – UNE HIRONDELLE PRODUCTIONS, PATHE FILMS, ARTÉMIS PRODUCTIONS, TF1 FILMS PRODUCTION




そして到着時刻を大きく過ぎても楽しいディナーのひと時を二人でゆっくりと過ごし、最後にマドレーヌを介護施設に送り届けたシャルルは感極まった余りに料金をもらうのまで忘れ、「今度会いに来るから、その時に貰うよ」と言って別れます。



その後に訪れるラストシーンは定番的ではありますが、これまで見てきた『ニュー・シネマ・パラダイス』や『タイタニック』にも負けないほど美しく、そして何より感慨深くて涙が止まりませんでした。


Amazonプライムで配信中ですので、ぜひじっくりと確かめてみてください。




セーヌ川越しのエッフェル塔を見ながら進むタクシー

© 2022 – UNE HIRONDELLE PRODUCTIONS, PATHE FILMS, ARTÉMIS PRODUCTIONS, TF1 FILMS PRODUCTION




「怒るたびに老けて、微笑むたびに若返るものよ」〜マドレーヌ



今後迎える老後の人生に覚えておきたい、心に残るセリフでした。





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