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》本好きが、本に送る讃歌のような映画:『丘の上の本屋さん』鑑賞記

2024.07.19

こよなく本を愛する男が人生の最後に移民の子に送った本に込めたものを想うと、じんわり胸が温かくなる。そんな作品を紹介するブログ。



本は2度味わうもの。1度目は読むためで、2度目は考えるためだ。


これは作中のセリフですが、大好きな映画を観るときにも同じことが言えるよなあ、なんて感じながら見ていました。イタリアのとある田舎町の石畳の坂の上、オープンテラスのカフェの隣のイタリアのとある片田舎の古書店で、老人と少年の出会いから起こる誰にも見向きもされないような日々を美しく切り取った文芸作品のようなストーリーです。




《『丘の上の本屋さん』のあらすじ》



イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店。


店主リベロはある日、店の外で本を眺める移民の少年に声を掛け、

好奇心旺盛なエシエンを気に入って

コミックから長編大作まで次々と店の本を貸し与えていく。


リベロが語る読書の素晴らしさに熱心に耳を傾けるエシエンは

感想を語り合ううちに、いつしか2人は友情で結ばれていく…。




店主リベロと移民の少年エシエンを中心とした静かな物語




【老人と少年に訪れた絵本のような日々】

この作品が描かれるのはイタリアで最も美しい村の一つといわれる、16世紀に作られた城砦を中心とする石畳の街並みと風光明媚な丘が印象的なチヴィテッラ・デル・トロントという場所。まさに絵本の世界のような街並みにぴったりな丘の上にあるカフェと、その隣にひっそりと佇む古書店が舞台です。



その古書店LIBRERIA(本棚という意味らしい)の店主リベロは奥さんに先立たれて、自らも心臓に不調があるよう。それでも毎日このお店に訪れる妙なお客さんたちの相手をしつつ、大好きな本に囲まれて過ごすのが唯一の楽しみ。




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ある日、お店の外で本を眺める少年に声を掛けるとどうやらアフリカ系の移民の子らしく、好奇心は旺盛だけど「本を買うお金はない」という少年エシエン。その様子に何かを感じたのか「それじゃあ明日まで1冊だけ貸してあげよう」とリベロは提案し、1冊のコミック本を渡します。



それからエシエンは毎日のように本を返しに古書店を訪れ、その代わりにリベロが薦める本を借りて帰るようになって交流が深まっていきます。初めはコミック本だったものの次は『星の王子さま』そして『ピノキオ』などで、それぞれの本の感想を聞きつつ「次も読むか?」と聞くと「もちろん!」と目を輝かせるエシエン。




どうやら学校にも行けてない様子のエシエンを気遣うリベロ




本を一冊読むたびにエシエンの視野は拡がり、それに合わせたように『ロビンソン・クルーソー』や『ドン・キホーテ』など少しずつ読解が難しくなっていくようで、まるで本の世界を旅するエシエンの道先案内人をしているようなリベロ。「1度目は読んで、2度目は考えるんだ」と次第に本の楽しみ方も伝えつつ、年齢も国籍も超えた二人の友情が深まっていきます。



そしていよいよエシエンに最後の本を渡す時が来るのですが、その本については実際に作品の中で確かめていただきたい。それはエシエンの今後を占うような、リベロが彼に何を一番伝えたかったのかが伺えるような一冊。




画像は映画のオフィシャルサイトより




本は読む人の数だけ受け取り方があり、その人の人生の中でこそ輝いて力を与えるように思います。この作品はそんな本との出会いを提供し続けたリベロの人生讃歌のようで、映画でいう『ニューシネマパラダイス』のように本への愛に溢れたストーリーでした。




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