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》異国で初めて知った自尊心の大切さ:『マダム・イン・ニューヨーク』鑑賞記

2024.06.22

インドの伝統文化の中でだけ生きていた専業主婦のシャシが、初めて一人で行ったニューヨークでの生活で知ったのは、自尊心を持って生きることの素晴らしさ。インド映画の新たな一面を思わせる映画の感想をブログに。



インドは仏教発祥の地であり、途中イスラム教による弾圧などもありつつ多くをヒンズー教が占める中で、古くからカースト制度という身分の階級制度を長く取り入れていた国。そしてジェンダーギャップとも呼ばれる男女の差別が非常に多い国として知られ、それは差別を言うよりも男尊女卑とさえ言われるほどな文化があると言われています。



そしてインド映画といえばそんな世界観をそのままに描かれてきたものが多く、男性はあくまでも男らしく、女性は物語に花を添えるように華やかな衣装を着て踊り歌うばかり。この作品はそんなインドの文化を色濃く残すとある家族の中で、良妻賢母という言葉がぴったりな母親シャシが、姪の結婚式の準備のために向かったニューヨークで、英語を学んだことで目覚めた思いを描いたストーリー。




《『マダム・イン・ニューヨーク』(2012年公開)のあらすじ》



夫と2人の子供に尽くす料理上手なインドの主婦シャシの悩みは、

家族の中で自分だけ英語ができないこと。


姪の結婚式を手伝うため、家族より一足先にNYへ赴くも、

英語が出来ず落ち込んでしまう。


そんな彼女の目に「4週間で英語が話せる」という

英会話学校の広告が飛び込んできた!







妻として母として、ただそれだけのために生きてきたシャシが英語を学ぶことによって得たのは語学だけじゃなく、自由の国でも同じように異国で蔑まれていた仲間たち。そして何より一人の女性としてのアイデンティティーの輝きでした。




【生まれ育った文化を超え、一人の女性として立ち上がる物語】

シャシは日々夫や子供たちの世話をする賢く美しい女性ですが、夫から軽く扱われたり英語が話せないことを子どもにからかわれることに傷つきつつ、変わらない日々を過ごしています。ある時ニューヨークに住む姉から「娘の結婚式の準備を手伝って欲しい」と頼まれ、家族より先に姉の元へ向かいます。







初めは文化の違いに戸惑うばかりでしたが、たまたま見掛けた「4週間で英語が話せるようになります」という広告に一念発起。一人で英会話教室に通うようになると、同じ教室にはニューヨークに住みつつも英語が苦手なことで蔑まれている様々な国から来た人々ばかり。




様々な嗜好や性格の仲間たちとの出会いでメンタルブロックが解けていく




インドでの彼女は生まれついた文化を重んじるあまり周囲から蔑まれているように感じていましたが、実はそのほとんどは自分で自分に掛けた鎖。ニューヨークという「自由の国アメリカ」に住みつつも、同じように蔑まれている人たちとの出会いによって、自分の置かれてきた立場が「自分を愛することのできない自分」によるものであったことに気づいていきます。



この作品の監督は初めての長編映画制作となる女流監督のガウリ・シンデーで、自らを育ててくれた母親を思ってこの作品を作ったそう。そして予定より早くニューヨークへやって来た夫や子どもたちは相変わらずシャシを母親や妻であるとしか扱わず、彼女に芽生えた小さな自尊心を知らずに傷つけていき、彼女はまた元通りに戻りそうになります。




迎えた結婚式で彼女が姪に伝えたメッセージは結婚生活について




結婚式当日、彼女は姪家族に促されて参列者の前でスピーチをしようとしますが、夫は「妻が英語が喋れないから」と断ろうとします。それを優しく制したシャシが話したのはこれまで学んできた英語で、しかも伝えたメッセージは家族を持つということの素晴らしさや、そこに向けた優しいアドバイス。



それまでの家族の態度を責めるでもなく、結婚生活の難しさを誰よりも感じて来た彼女の伝えたメッセージからは、彼女自身に芽生えた強さや優しさが溢れています。そして結婚式準備のために出られなかった卒業検定を終えた英語教室の先生や仲間たちも、姪の計らいでそこに参列していて、そんな彼女のスピーチには感動するばかり。




家族とインドの生活に戻った彼女の日々もニューヨークのように自由なはず




ヒトはどんな環境に置かれても、誰より自分を愛さなければならない。そんな想いが溢れた素敵な作品でした。





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