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》俳句ってもっと自由で楽しいものだった

2024.09.14

昨夜のおもしろ学校で学んだのは、それまで小難しく捉えていた俳句がもっと自由で、物事をポジティブに捉えられるようになるツールだということ。



年間で8回授業が行われる社会人教育の学校である「おもしろ学校」は、この9月で3回目。1回目では文学を芸術のようにじっくり味わうことを学び、2回目では万葉集に詠まれた柿本人麻呂の一首から日本の起源にまで至る歴史ミステリーを。そして3回目の授業では博物館をもっと知ろう!ということで学芸員の方のお仕事や、博物館の役目について学びました。



今回はまたまた国語ということでしたが、松尾芭蕉にみる俳句の楽しみ方や俳句がいかに人生を幸せにするか?を、名古屋芸術大学の西田夫妻から学ばせていただきました。




「芭蕉先生」が伝える、俳句を作ると幸せになって長生きするとは?




俳句と聞くといかにも国語的で、学校の授業で定型的に教えられていそうですが、最近まで学校の指導要綱には含まれていなかったそうです。それが原因なのか、5・7・5の形式で季語を入れて‥という俳句はとても芸術的なもので小難しく感じられ、世間離れした人が喜ぶもののように思っていました。



それが今では小学校3〜5年生に学ぶよう学校教育にも組み込まれており、子供のうちにこうした言語表現を知っておくのはとても大事なことのように感じます。そんな俳句の楽しみ方を長年に渡って伝えてこられた西田先生は、それぞれ赴任した小学校に始まり、現在の名古屋芸術大学では市民講座としても教えられて来たとか。




松尾芭蕉に扮して俳句の楽しさを伝える西田先生




そもそも伊賀で生まれたという芭蕉はこの東海地方でもいくつかの俳句を詠んでいて、長良川や大垣にも句碑が残されています。そんな芭蕉に始まる俳句というのは元々、何人もの詠み人が連続して詠む歌《俳諧》の始まりの「発句として詠まれた5・7・5」がのちに俳句となっていったもの。


その一番の特徴は不満ではなく、「良いところを表現する」というところ。



そんな芭蕉の句のなかで有名なものは、《閑けさや岩にしみ入る蝉の声》といかにも俳句を思わせる風流そのものな句ですが、同じように紹介していただいた中には《蚤虱(ノミシラミ)、馬の尿(バリ)する枕元》なんて風流とは正反対にさえ思えるものもあってビックリ。




奥のほそ道は46歳の芭蕉が2400キロを旅した中で詠んだ50句を集めたもの




芭蕉が旅する中で奥羽の山越えをする際に、悪天候を避けるため宿を頼んだ家には大切な馬も一緒に住んでおり、その土地で暮らす人たちの暮らしがそのままに感じられる句です。その様子を思い浮かべると不満や辛さをそのまま吐き出すのではなく、どことなくクスッと笑ってしまうようなウィットに包んでいるあたり、ある意味での風流さを感じさせる気がします。



そして東北から日本海をまわり、江戸に帰る途中の垂井で読んだ句は《葱(ねぶか)白く洗ひたてたる寒さかな》で、通常なら「ねぎ」と読むところを敢えて”おくに言葉”の「ねぶか」と詠ませるところに、関東の白葱と関西の青葱との境界なのかと風流さを感じた芭蕉の思いが読み取れます。




あの日野原重明先生は98歳から始め、104歳にして104の句を載せた句集を出版したとか




【同じものを見ても良いところを見る心】

ノミやシラミも涌くような家に不満を垂らすより、寝床の近くにまで馬を入れるほど大切にする暮らしの大変さに寄り添い、寒い日に深く埋まって土のついたネギを洗う様子に日々の暮らしを想う。捉えかた次第では不平不満にもなろうことを、俳句の世界のように良い部分や趣深いという見方に変換してしまうことを癖にすれば、どんな時にでもポジティブに考えられるはず。



芭蕉の見てきた何気ない生活の一コマは風雅な俳句に変換され、現代の私たちにまで《詫び・さび・かるみ》といった蕉風ともいわれる美的概念で、「もっと楽しみなさい」と伝えてくれているようです。





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