》褒めて伸ばす、ということの功罪は？

人材育成やコミュニケーションにおいて「褒めて伸ばせ」というのはよく言われることですが、それによって上手くいかなくなってしまうことも多いのではないか？と思うことをブログに。

勉強仲間で心理カウンセラーをされている瞳さんのブログには、いつも「なるほどなあ」と納得してしまうことが多いのですが、今回もそんな中にとても大切なことがあったのでシェアする意味で《パクります》笑。

そんなブログのタイトルには「相手を褒めるよりも大切なこと」とあり、その書き出しには、

ちなみに、

わたしは褒められて伸びるタイプです。

と書いてありましたが、ボク自身は褒められると何故か困るタイプで、照れつつも結局調子に乗り過ぎて失敗しちゃうという。笑

それはさておき他人とのコミュニケーションの中で、相手の良いところや素敵だなと思うところを褒めるって良いことですよね。それは自身が「相手の良いところを探そう」という意識を持っているか、それとも相手に好意を持っているからでしょうが、もし「苦手だな〜」と感じている相手だとしても、良いところを見つけただけでも苦手感が減ったりするんじゃないでしょうか。

【「褒める」なら客観的な判定にならないようiメッセージで】

もちろん相手によっては褒めた言葉を素直に喜んでくれる場合もありますが、反対に褒めれば褒めるほど相手との心の距離が離れることがあるので注意が必要です。例えばビジネスで結果を出した同僚に「今月は頑張ったね！」なんて言うと、相手は表面上は「ありがとう」と言いつつも、どこか上からの目線を感じてしまい「お前こそ頑張れよ」なんて思ったりします。

そんな時には”相手の結果”を褒めるような言葉ではなく、例えば「何だか最近ノリノリでカッコ良いよね〜、あやかりたいわ〜」なんて自分が相手に対して感じたことを素直に言葉にすれば受け取りやすくなるもの。それは【iメッセージ】と言って”私はこう思ってるよ”という主観の言葉だからで、逆に「あなたは今月頑張ったね」という【Youメッセージ】はどこか判定されている視点を感じてしまうものです。

親に褒められた子供ならともかく、同僚から頭を撫ぜられたらどう思うか？

仕事だけじゃなく例えばゴルフを一緒にプレイしていて、「ナイスショット！あんな風に打てたら気持ちいよね〜」なんて言われると嬉しいけれど、「ナイスショット！今のは上手く打ったね」なんて言われたら【あなたは何様？】と感じてしまうかも知れません。

また例えば奥さんが髪型を変えた時には「その方が似合うんじゃない？」なんていうよりも、「なんか若返ったみたいで、そのスタイルの方が好きだなあ」なんて言った方が素直に喜ばれたり。

でもそのためには、まず髪を切ったことに気づかなければなりませんがね。笑

頭を撫ぜるよりもハグの方が愛を感じますよね

同じ褒めるにしても「あなた（You）がどうなのか？」ではなく、「私（i）はあなたのことをこう思っている」という視点で想いを伝えていくと、もっとヒトとのコミュニケーションを円滑にしていけるんじゃないかと思います。

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