おざわやの代表のブログです
2025.06.23
名古屋市美術館で開催されていた「動物百景〜江戸東京博物館コレクション」は、錦絵や浮世絵などと呼ばれる江戸時代の出版物の中から江戸時代の人々と一緒に暮らす動物たちの姿を集めたもの。
その多くは飼い猫や野良犬の姿ですが、中には大名に献上された西洋の大きな狩猟犬だったり農耕や狩猟に使われた馬など、生活に密着した絵からは江戸時代の生々しくリアルな姿が伝わってきます。
描き出される動物たちはもちろん、人々の滑稽な姿も面白い
こうした錦絵は世界中にも輸出されて海外の画家たちにも大きな影響を与えたと言われていますが、何より我々日本人にとっても祖先たちが350年もの長い間、関亜的にも稀に見る大都市として平和に暮らしていた江戸時代をこうして知るのは新鮮」。
そして性的にも奔放だったと言われるこの時代は、そんな錦絵の中に「春画(しゅんが)」と呼ばれる分野も切り拓いていきます。
今でいう「ポルノ」とは一線を画す情報量を解説する西野氏
友人の西野氏はお城や歴史に詳しく、ご自分でも大好きで幾つか所蔵しているという「春画」の解説をしてくれるイベントを以前から時折開いています。先日は夏に向けてそんな春画と漢方を組み合わせたお話し会で、春画の中に描かれている夏らしい江戸の風俗や実際の暮らしを読み解かれていました。
一枚の版画による絵の中からは季節や場所などの情報が散りばめられており、上の錦絵では夏に愛知県津島市で行われる「天王祭り」の一コマであり、祭り男とその沿道に住む馴染みの人妻との情事が描かれていることまでも読み解いていてお見事。
歌川国芳作の錦絵に描かれた「蚊遣り」が豚ではないことを解説
猪はインドの神様である「摩利支天(まりしてん)」の眷属(けんぞく:お使い)
もともと沼地だったところに上水を張り巡らして造られた計画都市の江戸は、その成り立ちから夏場には蚊に悩まされていました。そこで蚊帳や煙で燻して蚊を避ける蚊遣りが盛んに持て囃され、現代でもお馴染みな「ブタの蚊取り線香らしきもの」も多く描かれています。
でもそもそも江戸時代にはまだ家畜としての豚は一般的ではなく、おまけに江戸の町はたびたび大火に見舞われた歴史もあって失火を恐れたことから、これらの蚊遣り壺を使っていたこと。そして火伏(ひぶせ)の神様として知られていた「摩利支天(まりしてん)」の眷属(けんぞく:お使い)を模しているであろうことから、その姿はイノシシのものであった事が分かります。
錦絵には夏ならではの着物の素材なども見事に描き分けられています
どうしても描かれている題材そのものがエロに関するものだと思ってしまうとなかなか情報が入ってきませんが、周囲の小物や背景を読み解くだけでも人々の暮らしがありありと感じられていきます。
それどころかこんな江戸の350年の歴史があってこそ、これほどまでに豊かな文化が育まれていたんだなあということを親身に感じられるのは、こんな錦絵が残っていてこそだと思えます。
・お墓を新しく建てたい方や、もっと使い易いお墓を建て替えたい
・跡継ぎのないお墓をどうしていくか、悩んでいる
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし、洗いにくい
・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところが気になっている
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。
ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!
とにかくまずは始めにご来店前にお電話で予約してくださいねー!