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》仏の智慧には段階があるもの

2024.06.28

仏教とは「生きづらいこの世を心安らかに生きるための智慧」というのも一つの見方であり、「生きづらいからこそ真理に気づくことが出来る」というのもまた一理。それぞれの心持ち次第で、その教えから無段階の学びを得られるものです。



最近読み込んでいるのは三重県出身の仏教学者の森章司さんの書かれた「ブッダと如来〜釈尊の中の人間性と永遠性」という80ページほどの冊子。たった80ページとはいえ、お釈迦さまの生涯が描かれた「仏伝」の研究者としての知見で書かれた内容は、読めべ読むほどに難解で興味深いものです。



そこに書かれている大まかなテーマは「ブッダの覚り」と「如来の悟り」で、人間界に生まれたからこそ開いた覚りとそこから解脱して如来となるための悟りは違うというものです。もちろん読んだからといって理解できるようなものではなく、お釈迦さまの中に「ブッダ」と「如来」という二つの姿を見ていることを、せいぜい「興味深く眺めている」といったところです。




お釈迦さまと弟子たち教えを説いた竹林精舎(ちくりんしょうじゃ)




でも二つの存在があるとはいってももちろんお釈迦さまの教えとしての経典が残っているだけで、そこからどう読み解けるかはその人次第。お釈迦さまの教え自体も「待機説法(たいきせっぽう)」といって、相手によって教えることを変えられていたというから、受け取りかた次第になるのは致し方ないところです。



そしてそんなお釈迦さまから直接教えを受けていた仏弟子たちとは比べ物にならないまでも、現代でもその教えによって「より良く生きたい」と仏教に帰依する僧侶の皆さんも居られれば、仏教学者の皆さんや僕のようなニワカ仏教ファンもいる訳でその段階もまたさまざま。




日の出とともに霊鷲山の山頂でお参りさせていただいたのはもう12年前




でもそんな仏教の修行や学びを上下や優劣で比べるべきではなく、ただ各々の段階が違うだけだと思っています。例えば霊鷲山の洞窟でお釈迦さまと一緒に修行していた阿羅漢(あらかん)と呼ばれる、お釈迦さまと同じように覚りを得た仏弟子たちと僕だって、段階が違っているから同じことを聞いたとしてもそこから気付くことは全く違うだけのこと。



そんな風に一つの教えの中から無段階にそれぞれの智慧を得られるというのも仏教の素晴らしさで、その頂点として前を歩く釈迦如来が居られるからこそ我々はその跡を追うだけで仏道に乗ることができると思っています。例えば道に落ちているゴミを拾っても仏教だし、何気にアリを踏まないよう歩いてみるのだって仏道で、どこでだって学びを得られます。




ナーランダ大学で見た夕焼けに涙が止まらなかったのも大切な思い出




何より「こんな自分なんて」と自らを卑下したり、その命や時間を軽んじるのはよろしくない事。


「わたし」と「あなた」を分け隔てて比べるからこそ苦しみが生まれるし、すべては定まらずそれぞれの関係性によって成り立っていると思えば比べる必要なんてない。そう思えば「生かされた命を何のために使うべきか?」と利他の心で生きることも出来るはずです。



12年前のインド旅行で、最初に訪れた仏跡のナーランダ大学で落ちていく夕陽を眺めているとき、ふと気がつけば頬を熱い涙がとめどなく流れていたのはもしかしたら前世にここで学んでいた記憶なのかも?と思ったのも「わたし」なら、霊鷲山の山頂でお参りのあと1万円の寄付を求められ、仕方なく払ったのもやはり「わたし」。




ルンビニの朝もやに響く動物の声は、きっと2500年前から変わらないはず




どちらも仏道にであったからこその得難い体験だったなあと、今だからこそ思うのです。





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