おざわやの代表のブログです
2025.02.14
毎年12月12日に発表される「今年の漢字」は公益財団法人日本漢字能力検定協会が1995年から始めた、その一年を最も表していると思われる漢字を公募によって選ぶもので、その発表は清水寺の舞台上において貫主の森清範老師によって揮毫(きごう:毛筆で書き残すこと)されます。
昨年の漢字は「金」でパリ五輪での金メダルももちろんながら、政治資金の裏金問題も印象的だったことは、その書体が将棋の駒の歩を裏返した「と金」に似ているなんてSNS上を賑わしたことからも分かります。
昨年の漢字の発表の模様
そんな森貫主をお呼びしての講演会を開かれたのは、弊店も日頃とてもお世話になっている尾張旭市の臨済宗寺院の洞光院さま。年に一度「禅を聴く会」として講演会を開いておられ、そのジャンルは僧職の方に限らず芸能関係や落語家など多岐に渡り、人生において何が大切かを学ばせていただける講師を呼ばれ、しかも無料で広く参加を募っています。
その会場準備からもお手伝いさせていただいているので、席はいつも通りに120石以上を準備して「足りなければ臨機応変に増やすことにしましょう」と前日打ち合わせていました。
本堂に入り切れないほど集ま(ってしまっ)ったご聴講の皆さま
ところが当日開場するとどんどん人が集まったきて、すぐに席は満席になって増席するも足らずで、本堂前の縁側にまで溢れてしまう始末。ざっと数えただけでも200名以上も集まっていただいたようで、こちらの見浦住職ともどもビックリです。
でも昨日のブログでもご紹介した、ご長男の森清顕住職さまのお話に続いて登壇された森清範老師のお話はとても聴きやすく笑いもあり、それでいてしっかりとあの世とこの世についての学びもある内容のお話しでした。
講演中の森貫主
15歳で入った北法相宗本山の清水寺で当時の大西良慶和上の元について得度、その後清水寺塔頭の円福寺住職を経て、1988年に清水寺貫主に就任された森清範老師。85歳にもなろうかというお歳を感じさせないほど力強いお声で、背筋をピンと張られた姿は60分まったく変わらないまま。
そんな中でさまざまなエピソードを交えつつ、そもそも仏教の輪廻転生はインドの《四有(しう)》という考えからくるものだと。それはこの世で性を受けた瞬間の《生有(しょうう)》から成人した現在を《本有(ほんぬ)》を経て、この世から去る瞬間を《死有(しう)》と呼んで、そこから続く《中有(ちゅうう)》に至って49日ののちに再び《生有》に戻るという考えです。
ある時「あの世があるというのなら、住職さんは見てきたのか?」と在家の方に問われ、森看守は「おかしなことを言われますね。あなたは明日が来ると信じていますが、明日を見てきたんですか?」と返されたそうですが、まったくもって明快な答えに返す言葉がなかったんじゃないでしょうか?
そして天台宗の宗祖として知られる伝教大師最澄が、《今日の自分を知りたければ昨日の自分を見なさい。明日の自分を知りたければ、今日の自分の行いを見なさい》とお弟子さんたちに説かれたというエピソードからも、自分の生き方そのものが”あの世につながっているかどうか?”が問われるのではないかという気がしてしまいます。
お話の最後には「徳」の字を目の前で揮毫して見せて頂きました
そして「今ここに生きてお会い出来ているというのは、言うなれば宝くじを100回連続で大当たりしているようなものですから、その尊いお命そのものが仏なのではないでしょうか?」と締め括られました。
そして今年の漢字さながらに揮毫していただいたのは金の字ではなく、禅宗寺院にぴったりな「徳」の一文字。
「あるか、ないか?」ではなく、自分の人生の中でいかに徳を積み上げるかによって、死の後あの世は目の前に現れるんじゃないかという気がしてきました。
・お墓を新しく建てたい方や、もっと使い易いお墓を建て替えたい
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店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
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少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
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