おざわやの代表のブログです
2024.11.27
亡くなったご家族のご遺骨を納めて弔う場合、昔はオーソドックスなお墓一本だったものが仏教離れや文化の違いだったり、少子化などの社会現象から様々な形が生まれて来ました。
まずは跡継ぎのいない方の集合的な合葬墓ができ、次に墓地不足の懸念からマンション型の納骨堂が出来たのはバブル経済の頃。そんな納骨堂は近年ATMのような形式に進化して、日本経済の失われた30年の間に増えて来たのが、樹木葬と呼ばれる弔いの形です。散骨については墓石屋が語るものでは無いので、ここでは割愛させていただきますが、おおまかに3つに別れる弔いの形には実際どんな違いがあるのかをブログに解説させていただきます。
子供たちにとっては唯一無二なご先祖さま
まず集合的な合葬墓ですが、初めに出て来たのは寺院さまに遺骨と供養まで預ける永代供養です。これはお寺の境内のどこかに預かった遺骨を纏めて合葬にする大きな納骨堂を造り、そこで遺骨を土に返しつつ住職が弔い続けるというもので名古屋で代表的なのは東別院や日泰寺です。どちらも本堂にはご遺骨を置けず、遺骨は別の場所に設えた合葬墓で誰でも一緒に納骨されます。
その次に出てきたマンション型の納骨堂の一番の特徴は、お墓ではなく建物であるという点です。特に最近のATM的に預けた遺骨が出てくる納骨堂だとお墓らしき形式の端末でお参りは出来ますが、これは法的にもまったくお墓ではありません。ただ遺骨を建物内に安置しているというだけで、基本的には集合的な永代供養の納骨施設が必ず併設されていて、跡継ぎが居なくなればそこに合葬されるのがセット。天候に関わらずお参り出来るというメリットこそありますが、建物である以上恒久ではなく耐用年数もあって、ランニングコストがいずれ問題になります。
マンション型では子供たちは墓掃除も水掛けも体験出来ない
そして最後に出てきた樹木葬は、当初山肌に植えられた桜や梅などの樹木の周りに遺骨を埋めたのが始まりでしたが、最近のものは反対に遺骨を収める小さなスペースの周りを花壇や植樹で飾ったものが殆どになりました。このタイプにもやはり合葬墓がセットになっていて、殆どは定期的に借りた場所から移して最後には合葬されるのがデフォルト。
ご遺骨は形式的に地下に収まっていますが、そこで土に還るというよりも仮安置しているというのが実際のところです。
子供たちがご先祖とのつながりを体験出来るのがお墓です
古来からのお墓と併せておおまかに3タイプの中では、一番長い歴史を刻める安心感があるのは寺院さまの運営する永代合葬墓と、やはり一般的な墓石です。家族みんなでワイワイとお墓参りする体験は子供達にとっては何より思い出になります。形式的には近い樹木葬は、基本的に永代供養料が基本的に必要なのと、美しい花壇や樹木を守り続けるための管理費が意外と高かったりします。
そしてマンション型の納骨堂は開発や運営を寺院ではなく外部の企業が行っているものが殆どで、そんな企業は売れなくなれば手を引くし、企業そのものの存続にも将来性が関わってきます。そして何より建物本体の耐用年数や施設の更新にもコストが掛かることが不確定要素となっていきます。
納骨堂はお骨を保管する場所を提供しています
コストで言えば寺院さまの合葬墓は弔い方によっては安く済むし、長持ちなのもお墨付き。その一方で供養していっていただくとなると、それぞれ1人ずつに永代供養料が掛かってきますし、この形では何より子孫にとってご先祖の存在があまり感じられないというのが、ネックになると思われます。
そして継承者が続く限り、意外とランニングコストが安く済むのは墓石。いずれ何十年かに一度メンテナンス費用こそ掛かってしまうとしても、一度建てれば代々ご家族の遺骨を収めて土に還していけるし、子孫に先祖としての想いも繋いでいけます。
子供たちがお墓参りする姿はホッとします
その反面、継承者がいなくなった時には不安が残るのも墓石ですが、寺院さまの墓地や霊園であれば、そんな将来の不安も含めて相談することは出来るので、あまり心配し過ぎなくても大丈夫だと思います。それぞれの特徴を捉えつつ現在の不安だけじゃなく、子孫にまで安心を残すための選択をしていきたいものですね。
・お墓を新しく建てたい方や、もっと使い易いお墓を建て替えたい
・跡継ぎのないお墓をどうしていくか、悩んでいる
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし、洗いにくい
・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところが気になっている
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。
ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!
とにかくまずは始めにご来店前にお電話で予約してくださいねー!