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》少子高齢化に向けてお墓も変わりつつあります

2024.06.12

昔から変わらないように思えるお墓も時代に応じて少しずつ変化しています。そんなお墓の進化の流れをご紹介するブログ。



”お墓なんて伝統ある文化だから昔から変わらないものだ”という思い込みがあるかも知れませんが、墓石は文化として始まって以来、時代に応じて少しずつ変化を遂げてきて今があります。歴史上国内で確認されている最も古いお墓は旧石器時代に埋葬された遺体が確認され、その後は縄文時代辺りから有力者に限られて古墳などの墳丘墓が作られました。でも墓石としては仏教が日本に伝わってからのもので、現在は「仏教公伝」と言われる6世紀あたりから。



もちろんその頃は古墳と同じく武士などの有力者のみが作ることが出来る、どちらかといえば権力の象徴的な部分もあったもので、一般大衆に広がり始めたのは戦国時代になってからと言われています。




伊勢の金剛證寺の奥の院に進む参道に並ぶ卒塔婆と、その原型になった仏塔ストゥーパ




もちろん初めの頃は硬い石材ではなく、遺体を土葬にした場所に【卒塔婆:そとうば】と呼ばれる戒名などを書いた木の板を立てるのみで、この段階では土葬にした場所の標し程度の意味。それが江戸時代になり、成功した商人などから石材を使った墓石が普及し始めました。その頃はまだ大きくても上の写真で卒塔婆の向かい側に建っているお墓程度で、正面に名前を彫った竿石と台石が一つという小さなものばかりでした。



それがやがて土葬から火葬へと葬り方が変わっていったことで、一つの墓石の中に焼骨がいくつも納められるようになって、現代のような納骨室付きの3段とか4段の墓石になりました。




【少子高齢化で始まった墓石の進化】

墓石の進化というと最近増えてきた幅広の洋型墓石や、デザイン墓を思い浮かべる方が多いと思いますが、それらとこれまでの和型墓石は基本的な機能には何ら変化はありません。それよりもまずは少子高齢化によって名前を継いでいくということが難しくなり、お墓に家名を彫らなくなってきたことが1番の変化。



そして墓石を預かる寺院や霊園も、30年以上前にはその家の直系以外が墓地を承継を許されないなんて規則があったりしましたが、現在では血縁さえあれば名前が違っても許可されるようになってきました。


そして近年での最も大きな変化は、お墓じまいに対する意識が変わってきたことでしょうか。




以前は忌み嫌われ亭たお墓の整理にも抵抗感が薄れてきた




以前なら古いお墓に手を付けるとご先祖に祟られることを心配したり、親戚周りから文句が出ることを嫌がってお墓の整理はなかなか出来ませんでした。でもここ最近では親戚との付き合いもそこまで深くないことや、お墓そのものへの意識の変化によって古いお墓を整理して墓地をリフォームすることも増えています。



でもそんな影響はお墓そのものへの意識の変化も生んで、ともすれば今すぐ必要ないのにお墓を無くしてしまったり、お墓を造らないという判断をするご家庭もあるほど。そして増えてきたのは永代供養付きの納骨堂や樹木葬なんて呼ばれる小さなお墓ですが、まずは「永代供養にしたからお参りに行かなくていい」という勘違いをされている方が多いように思います。




こういった納骨堂はあくまでロッカーであり、お墓とはまったく意味の違うものです




寺院さまの言われる【永代供養】という言葉が意味するのは”もうお参りしなくていい”ということではなく、ご家族など縁者がいなくなってもその後は寺院さまがなり代わって弔っていきますから安心してくださいということ。決して先祖供養が終わるという意味ではありません。



そして一般的な墓石にも永代供養権が付随した墓地は今後増えていくと思われますし、今話し合われている選択的別姓制度も手伝って、苗字が変わっても良いように家名以外の文字のお墓がますます一般的になるでしょう。




現在は「南無阿弥陀仏」のような名号が多く選ばれています




こうして墓石や弔いの形は時代に応じて代わっていきますが、どんな弔いの形を選ぶにしても後に残される縁者や子孫がいるのならば、そんな人たちが手をあわせる場所をどう残していくかをよく考えて、安易にお墓じまいを選ぶことがないようにしてもらいたいと思います。





【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

・お墓を新しく建てたい方や、もっと使い易いお墓を建て替えたい

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現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね                 



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少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います







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